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WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 98では、既に発表されているUSBスピーカー(松下電器、ローランド)やMIDI音源(ローランド)、フォトプリンタ(ポラロイド)が各メーカーのブースで展示されているほか、数多くのメーカーがUSBに対応したマウスやハブを出品している。また、新ジャンルのUSB対応機器も展示されており、USBに関する見どころは多い。
●アイ・オー・データが、USB接続のSuperDiskドライブを展示
アイ・オー・データ機器では、USB接続のSuperDisk(LS120)ドライブ「FDS-120USB」(仮称)を参考出品している。これは、主にノートパソコン向けの製品で、夏~秋頃に発売する予定だという。説明員によれば、USB接続のMOドライブやCD-ROMドライブも既に試作品が完成しており、反響次第ではSuperDiskドライブと同時期に発売することもありえるという。
また、同ブースでは、自社で基板設計をしたというPCI接続のUSBインターフェイスボード「USB-PCI」も参考展示している。こちらも夏~秋頃の発売で、価格は「1万円を切るぐらい」としている。
□アイ・オー・データ機器の展示内容
http://www.iodata.co.jp/event/98/winexpo/index.htm
ヤマハのブースでは、USB経由で制御できるオーディオシステムが参考展示されていた。これは、5ディスク対応のオーディオCDチェンジャー(CD-ROMは読めない)とAM/FMラジオのチューナー、アンプ、USBスピーカーのデジタル→アナログ変換部に相当するD/Aコンバータ機能などが統合されたもの。これらの機能は、全てUSB経由でPCから制御ができるという。
展示されていたのは、実際には動作しないモックアップモデルだったが、これまでにないコンセプトの製品で注目される。なお、発売時期や価格などに関しては未定。 このほか、USB経由での音声出力とMIDI入出力機能を備えた「USB-MIDI,Audioインターフェイス」の試作品も展示されていた。
□ヤマハの展示内容
http://www.yamaha.co.jp/event/wwet98/index.html
会場で特に目に付いたのがUSB対応のマウスやハブなど。USBマウスやUSBハブは、NECや富士通などの大手メーカーをはじめ、多くのメーカーで展示が行なわれており、会場では珍しい存在ではない。また、ハブを内蔵したディスプレイに関しても、ナナオや富士通などで展示されており、USBの基本的なデバイスに関しては製品が出そろいつつある。
□富士通の展示内容
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/Events/ww98.html
□NECの展示内容
http://www.sw.nec.co.jp/event/WinWorld/WWE98.html
また、変わったところでは、SMKがUSB接続の赤外線受光ユニットを利用した、ワイヤレスマウスやワイヤレスキーボード、そしてペンタブレット・マウス・キーボードの機能を持つ「ワイヤレストリプルパッド」の3製品を出展していた。いずれも10月ごろに発売する予定という。
□SMKの展示内容
http://www.smk.co.jp/smkj/newj/html/win-worldj.html
□マイクロソフトの展示内容
http://www.microsoft.com/japan/events/wwe98/
('98/7/1)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]