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公取委、Windows 98は抱き合わせ販売とみなさず

　公正取引委員会の矢部丈太郎事務総長は17日の会見で、来月発売されるマイクロソフト株式会社の「Windows 98」について「独禁法の疑いがあるとは思わない」と述べ、抱き合わせ販売など独禁法上の問題はないとの見解を示した。　事務総長は、Windows 98にマイクロソフトのブラウザInternet Explorerがあらかじめ組み込まれていることについて「自動車がエアコンを標準装備しているのと同じ」として、違法な抱き合わせ販売ではないとの見方を示し「販売差し止めはしない」と述べた。

　米国では、OSの分野で世界的なシェアを持つ米Microsoftが、Internet Explorerを組み込むことが独禁法違反だとして、米司法省などが提訴している。日本でも公取委が今年1月、同社のワープロソフトなどを一体で組み込むようパソコンメーカーに指示した疑いがあるとして、マイクロソフトを立ち入り検査している。

□マイクロソフトのホームページ
（6月17日現在、この件に関する情報は掲載されていない）
http://www.microsoft.com/japan/
□公正取引委員会のホームページ
（6月17日現在、この件に関する情報は掲載されていない）
http://www.jftc.admix.go.jp/
□関連記事
【1/13】公取委、マイクロソフトを独占禁止法違反で立ち入り調査
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980113/ms.htm

('98/6/17)

[Reported by date@impress.co.jp]

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