【業界動向】 |
インテル株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本電気株式会社(NEC)、日本ヒューレット・パッカード株式会社の4社は、「HomeRFワーキンググループ日本委員会」の設立を発表した。「HomeRF」は2.4GHz帯の電波を使い、家庭内でPC、コードレス電話、AV機器などを相互接続する無線通信の規格。委員会には上記4社に加え、大手家電メーカーなど10社が参加する。今後、国内向けの仕様を'98年末までに策定し、'99年後半に最初の対応製品が発表される見込み。
HomeRFのプロトコルは「SWAP-CA」と呼ばれ、IEEE 802.11とDECTを組み合わせたもの。DECTは、“Digital Enhanced Cordless Telecommunications”の略でヨーロッパで使用されているコードレスホンの規格。家庭内での使用が前提のため、この帯域の電波を発生する電子レンジに影響されないよう特に注意されているという。通信可能な距離は50~100m。ベースユニットとPCとのインターフェイスはUSBを使用する。
先日発表された、同じ帯域を使う無線通信システム「Bluetooth」との相違については「こちらは家庭が、あちらはオフィスのモバイル機器類がターゲットで、想定している使用状況が異なり直接競合はしない」と語った。
【参加企業(五十音順)】 | |
アルプス電機株式会社 | |
沖電気工業株式会社 | |
カシオ計算機株式会社 | |
関西電機株式会社 | |
シャープ株式会社 | |
富士通株式会社 | |
ホシデン株式会社 | |
松下電器産業株式会社 | |
松下電工株式会社 | |
三菱電機株式会社 | |
('98/6/3)
[Reported by date@impress.co.jp]