【周辺】 |
連絡先:
富士通研究所 マルチメディア研究所
Tel.044-777-1111
株式会社富士通研究所と株式会社しなの富士通は27日、片手操作キー入力技術を採用したキーボードをPDAなどの携帯デジタル機器で動作させることに成功したと発表した。
片手操作キー入力技術(SHK技術)は、一つのキーに2文字のアルファベットを割り当てることにより、18個のキーで高速に日本語入力を行なう技術。2つの文字のどちらが押されたかは、単語辞書により判断される。'97年5月にはPC/AT互換機上で動作する試作品が発表されている。
従来のSHK技術は、ある一定以上のCPUパワーとメモリを必要としたが、変換ソフトや辞書の改良によってPDAでの動作を可能にしたという。試作品は米3Com社製のPalmPilotで動作し、日本語変換で約2秒以下の変換時間を実現している。
同社では「早期に製品化するよう検討中」としているが、現段階ではWindows CE搭載のPalm-Size PCへの対応など、具体的な製品計画は未定という。
キー配置 | '97年5月に発表された PC/AT互換機用SHKキーボード |
□富士通のホームページ
http://www.fujitsu.co.jp/
□富士通研究所のホームページ
http://endeavor.fujitsu.co.jp/hypertext/flab/index-j.html
□ニュースリリース
(5月28日に掲載予定)
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/flab/News/1998/May/980527/980527.html
□参考記事
【'97/5/29】富士通、片手で日本語入力できるマウス機能付きキーボードを開発
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970529/fujitsu.htm
('98/5/27)
[Reported by aoyama@impress.co.jp]