塩田紳二のMSサイトWatch
第6回:1月21日~2月22日まで


 最近夜中になるとMicrosoftのサーバーが重くなることが多い。そろそろハードウェア的に限界が来ているのかも。とりあえずミラーサーバーにリダイレクトしてくれるみたいだけど、情報更新のタイミングなどがあるのでちょっと心配である。

JAPANサイト
http://www.microsoft.com/japan/

 正月休みも終わって、更新も頻度が上がってきた。Office系アプリケーションでは、今月も7桁郵便番号がホットである。7桁郵便番号の浸透度については、家に来る手紙を見るとまだ3桁のままのところも多く、まだこれからといったところ。そもそも最近では運送業者による本や雑誌の配達が多く、郵便局経由のものがずいぶんと減ってきた。ただ、ソフトとしては7桁対応は落とせない機能である。

フリー/評価版/β版ソフト
●Access 97 Exchange/Outlook 97 ウィザード
http://www.microsoft.com/japan/developer/officedev/access/ExchWiz.htm

 これは、ExchangeやOutlook 97のデータをAccess 97へインポートしたり、リンクするためのソフトウェア。これを使うと、メールなどのデータをAccess側で分類表示するなどが可能になる。ただし、Outlook 97自体の動作が変わるわけではないので、メールソフトとして利用するのはあまりおすすめできないが……。

●Access 97 部分レプリカ ウィザード
http://www.microsoft.com/japan/developer/officedev/access/Prtlrepl.htm

 レプリカとは、データベースの複製のこと。Accessでは、レプリカを使って、複数ユーザーの同時使用におけるオーバーヘッドを低減できる(つまり別々のファイルにアクセスさせる)。部分レプリカとはデータベースのうち、一部のみの複製で、いままでは、その作成はプログラミングが必要などちょっと使いにくいものだった。このウィザードは、部分レプリカを作成する作業を行なうもの。

●Access 97 リレーションシップ印刷 ウィザード
http://www.microsoft.com/japan/developer/officedev/access/Printwiz.htm

 これはAccessの「リレーションシップウィンドウ」(テーブルやクエリーなどの各フィールドの関係を表示する)を印刷するためのもの。

●Microsoft Internet Explorer 4.0 for Macintosh 日本語版
http://www.microsoft.com/ie_intl/ja/mac/ie40/

 Macintosh用の日本語版IE4.0の最終リリース。

●Microsoft Flight Simulator 98 日本語版用
(Microsoft Flight Simulator for Windows 95 フライト ファイル利用ツール) http://www.microsoft.com/japan/games/fsim/download/utility.htm

 フライトシミュレーター95で作成したデータファイルをフライトシミュレーター97で利用するためのツールアップデート/サービスパック。

●新7桁郵便番号辞書アップデートキット
http://www.microsoft.com/japan/office/officefreestuff/hagakistudio/7zip/

 はがきスタジオやExcel 97/Access 97の新7桁郵便番号対応パックの郵便番号辞書(こちら平成9年8月31日版)を平成9年11月1日版の7桁郵便番号データに更新するためのもの。

●Microsoft Exchange Server 5.0 サービスパック 2
http://www.microsoft.com/japan/bkoffice/Exchange/ex50/sp2_pack.htm

 1つ前のバージョンであるExchange Server バージョン5.0のサービスパック。現行製品は、バージョン5.5なので間違わないよう、ご注意の程を……。

●Microsoft Age of Empires Ver.1.0a アップデート プログラム
http://www.microsoft.com/japan/games/empires/download/update.htm

 前回、評価版を紹介したAge of Empiresの修正モジュール。ここにある修正内容( http://www.microsoft.com/japan/games/empires/download/update.txt )は結構すごい。敵との関係を「同盟」にして修理で港に引き寄せて攻撃するなど、あくどい技が禁止になった。これってネットワーク対戦が可能なので、きっと文句が多かった んだろうね。ただ、ゲームなのに修正モジュールとは緊張感が足りなさすぎる。このあくどい技も設計ミス的な感じである。

●Winfile.exeのアップデート
http://www.microsoft.com/japan/win95/modules/464.htm

 Windows 95でWindows 3.1と同じユーザーインターフェースにするためのWinFile.exe のアップデート。ただし、相変わらず8.3形式のファイル名表示しかできない。NT4.0に付属のWinFileは、ロングファイルネームをサポートしているのに。

●RMM.PDR のアップデート PC-9800 シリーズ対応版
http://www.microsoft.com/japan/win95/modules/98_468.htm

  知らなかったのだけど、PC-98シリーズのWindows 95って、“/AT”オプションで、Cドライブ起動ができるんですね。ただし、アプリケーションなんかは再インストールが必要になるので、後から修正するのは大変そう。プリインストール機種もこれで出荷してくれればいいのに。これは、このときにIE4.0を入れるとないはずのBドライブが表示されるバグを修正するもの。

情報
●Microsoft Windows 98
http://www.microsoft.com/japan/win98/

 公開βテストも始まったWindows 98についての情報ページ。なぜか盛り上がらない感じがするんだけど、結局インストールすることになるんだろうね。 

●ハードウェア互換性リスト
http://www.microsoft.com/japan/hwtest/hcl/

 Windows NT(4.0/3.51)とWindows 95のハードウェア互換性テストの結果が一部更新されている。

●Microsoft Repository ホームページ
http://www.microsoft.com/japan/developer/repository/

 リポジトリとは、ソフトウェアなどの開発を行なう際に使うデータベースで、作成するプログラムなどに関する情報を管理するもの。

USサイト
http://www.microsoft.com/

 相変わらずの更新頻度だが、多少ページ構成で情報を見やすくするような努力が行なわれているみたい。それもいいんだけど、英語以外の言語(特に日本語だね)のページに対する反映をもう少し早くして欲しいところである。

フリー/評価版/β版ソフト
●Microsoft Site Server 3.0 Beta / Commerce Edition
http://backoffice.microsoft.com/downtrial/moreinfo/siteserver3.asp
http://backoffice.microsoft.com/downtrial/moreinfo/siteservercom3.asp

 Site Serverは、Webサーバーの管理機能などを持つ、インターネット側に公開するような大規模サーバーを構築するためのもの。Commerce版には、電子決済のための機能なども含まれている。これは、そのβ版。

●Windows CE Microsoft Voice Recorder
http://www.microsoft.com/windowsce/hpc/software/voicerec.htm

 Windows CE用の音声録音プログラム。一部のCE機にはボイスメモ機能が付いているが、そうでない機種でも録音可能なハードウェアならば、これで声を録音できる。

●Windows CE Developer Tool Downloads
http://www.microsoft.com/windowsce/developer/download/

 ここには、Windows CE用の開発ツールがある。以下に、どんなものがあるか例を挙げておこう。
・Windows CE Embedded Toolkit for Visual C++ Beta Extension
・Windows CE Toolkit for Visual C++ Beta Extension
・Windows CE Toolkit for Visual Basic Beta Extension
・Beta of the Windows CE Toolkit for Visual J++ 1.1
・Windows CE Platform SDK for Handheld PC Version 2.0
・Windows CE Platform SDK, Palm PC Edition (Preview Release)

●Microsoft Authentication Proxy for Netscape Navigator
http://backoffice.microsoft.com/DownTrial/moreinfo/mapn.asp

 MCIS(Microsoft Commercial Internet Server:プロバイダ向けのインターネットサーバーシステム)でNetscapeを使ってユーザー認証を行なう場合に利用するProxyサーバー。MCISを使っていない人には関係がない。もっとも、プロバイダ向けの製品なので一般ユーザーにはそもそも関係がないのだが。

●Word/PowerPoint/Excel/Access/Outlook 97 Weblinks Help File
http://www.microsoft.com/word/enhancements/Wd9701hlp.asp (Word 97)
http://www.microsoft.com/powerpoint/enhancements/pp9701hlp.asp (PowerPoint 97)
http://www.microsoft.com/excel/enhancements/Xl9701hlp.asp (Excel 97)
http://www.microsoft.com/access/enhancements/Ac9701hlp.asp (Access 97)
http://www.microsoft.com/outlook/enhancements/Ol9701hlp.asp (Outlook 97)

 Officeシリーズのヘルプファイル強化版。何が違うのかというと、マイクロソフトのWebサーバーへのリンクが含まれていて、Knowledg Baseなどの記事を参照できるようになる。こういうのは早く日本でも出してもらいたいところ。

●Office Assistants
http://www.microsoft.com/office/office/enhancements/assistants.asp

 Office97に含まれているAssistants(イルカや犬などのキャラクタ)の追加モジュール。

●PowerPoint 3-D Rotation Add-In
http://www.microsoft.com/powerpoint/enhancements/3Drotate.asp

 これはPowerPointの中に置かれた3次元グラフィックスを簡単に回転させることができるアドインツール。

情報
●Microsoft Converters and Viewers
http://www.microsoft.com/office/office/viewers.asp

 ここは、Officeなどで使うテキストやグラフィックスのコンバーターやビューアーなどをまとめたページ。こういう風にしてくれるとアクセスがしやすくて便利。

●VBAライセンシング
http://www.microsoft.com/vba/license/vbahow.htm

VBA(Visual Basic for Application)を他社にライセンスするときの方法の解説。以前と違って、Mystic River Software IncとSummit Software Companyが間に入ってサポートするようになった。

注意 USサイトで配布されているソフトは、特に断り書きのない限りすべて英語版環境向けのソフトであり、日本語環境での使用は保証されていません。最悪の場合、OSさえも起動しなくなる可能性もあります。利用にあたっては十分注意された上、自己責任において利用してください。

[Reported by 塩田紳二]

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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp