【業界動向】

　クラリス株式会社は、社名を「ファイルメーカー株式会社」に変更し、業務内容も「ファイルメーカーPro」シリーズの開発、販売に特化することを明らかにした。1月に米国で発表された米Claris社の再編に合わせたもので、日本では4月1日から実施される。
　なお、「クラリスホームページ」は、「ファイルメーカーシリーズとの連携効果が高いため、今後も開発、販売を行なっていく」という。また、ホームページ（http://www.claris.co.jp/）の運営も継続する。

　一方、Mac OSを始めとするアップルブランドの全ソフトウェアと、「クラリスワークス」、「クラリスインパクト」、「クラリスイーメーラー」、「クラリスドロー」、「クラリスオーガナイザー」はアップルコンピュータ株式会社が開発、販売、サポートを行なう。ワープロソフト「マックライトII」も出荷を中止するが、サポートは9月末日まで継続する。

　今回の発表について、クラリスでは「当社は、'97年度に過去最高の売上高をあげるなど、順調にビジネスを拡大しているが、全世界的に見て、ファイルメーカーシリーズへのフォーカスが将来的に重要であるという結論に至った」としている。

□クラリスのホームページ
http://www.claris.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.claris.co.jp/press/p980212.html
□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.co.jp/index.apple
□ニュースリリース
http://news.apple.co.jp/applenews/980212claris.html
□関連記事
【1/28】米Claris、データベースソフト専門会社として再編、社名もFileMaker社に変更
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980128/claris.htm

('98/2/12)

[Reported by seino@impress.co.jp]