第40回プレゼント付き読者アンケート
「パソコン環境について」結果発表


 今回の「パソコン環境について」のアンケートでは、7,509人の方からのご回答をいただきました。アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。
 なお、今回は比較のため今回の結果に'97年5月、9月に行なった「パソコン環境について」のアンケート結果を加えたグラフを用意しました。

□参考記事
【'97/5/14】プレゼント付き読者アンケート第22回「パソコン環境について」結果発表
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970514/result.htm
【'97/9/2】プレゼント付き読者アンケート第32回「パソコン環境について」結果発表
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970902/result.htm


総数: 7,509

 今回のアンケートでは、78%の方が2台以上所有しているという結果だった。また、所有台数の割合は前回、前々回からも大きな変化はないが、「6台以上」の割合が僅かではあるが増加傾向にある。

 今回新たに設けた項目「メインマシンの形態」では、デスクトップが9割以上を占めた。ノートパソコンを、省スペースデスクトップとして使用することが盛んに宣伝されているが、メインマシンとの置き換えはまだまだ進んでいないようだ。

パソコンを何台持っていますか人数比率
1台1670人 22%
2台2260人 30%
3台1568人 21%
4台789人 10%
5台416人 6%
6台以上806人 11%

メインマシンの形態人数比率
デスクトップ(据え置き型)6806人 91%
ノート703人 9%


■メインの機種、OS

 メインで使っている機種は、PC/AT互換機が他を圧倒して8割以上を占めた。機種のシェアの傾向は前回とあまり変わっていないが、PC-98シリーズ、Macintoshが減少していた。また、NECの新シリーズPC98-NXは、1%だった。

 一方、OSの方はWindows 95が前回と変わらずトップで76%。その他のOSも、過去3回を通じてほとんどシェアは変化していない。

メインで使っている機種人数比率
PC/AT互換機6062人 81%
PC98-NX31人 1%
PC-98773人 10%
Macintosh522人 7%
X6800030人 0%
FM-TOWNS29人 0%
その他62人 1%

メインで使っているOS人数比率
Windows 955701人 76%
Windows NT903人 12%
Windows 3.116人 0%
DOS71人 1%
Mac OS518人 7%
OS/257人 1%
UNIX166人 2%
その他77人 1%


■メインマシンのCPU

 メインマシンのCPUは、世代交代が順調に行われているようだ。Pentiumが34%と相変わらずトップではあるが、徐々にそのシェアを減らしている。その分が、MMX PentiumやAMD K6などの、MMX機能を搭載したCPUに移行している。特にK6は前回の2倍以上という躍進を遂げている。また、Pnetium IIも8%とシェアを伸ばしている。

メインマシンのCPU人数比率
i486以前194人 3%
Pentium2559人 34%
Pentium Pro494人 7%
MMX Pentium1366人 18%
Pentium II601人 8%
5x86(Cyrix)39人 1%
Media GX(Cyrix)4人 0%
6x86(Cyrix)265人 4%
6x86MX(Cyrix)127人 2%
Am5x86(AMD)90人 1%
K5(AMD)100人 1%
K6(AMD)1088人 15%
WinChip C6(IDT)16人 0%
680X0系94人 1%
PowerPC 60188人 1%
PowerPC 603e95人 1%
PowerPC 60481人 1%
PowerPC 604e166人 2%
PowerPC G321人 0%
その他21人 0%


■メモリ環境

 メモリの総容量、モジュールの容量ともに大容量化が進んでいる。
 メモリの総容量のトップは「49MB~64MB」で変わりないが、その割合は徐々に増加している。また、それ以下の容量は着実に減り、その分64MB以上の割合が増えている。

 1つあたりのモジュールの容量は、前回では52%で16MBと同割合だった32MBが6割を越えている。この結果を見る限りモジュールの主流は完全に32MB容量のものになったようだ。

 メモリの種類はEDOが53%で、前回、前々回と同じくトップだった。そのほかに注目されるのは、SDRAMが16%と前回の3倍近くに伸びていること。SIMM(FP、EDO)からSDRAMへの移行が進んでいることが伺える結果となった。

メインマシンのメモリ容量人数比率
16MB以下112人 2%
~32MB787人 10%
~48MB1015人 14%
~64MB2411人 32%
~80MB610人 8%
~96MB1117人 15%
~112MB71人 1%
~128MB1085人 14%
~256MB252人 3%
256MB超49人 1%

注:この設問「メモリモジュールの容量」は、複数選択式のため割合の合計が100%を越えます。
メモリモジュールの容量人数比率
8MB以下1375人 18%
16MB3062人 40%
32MB4694人 62%
64MB751人 10%
128MB101人 1%
その他52人 0%

メモリの種類人数比率
ファーストページ1818人 24%
EDO3956人 53%
SD RAM1186人 16%
Macintosh用DIMM317人 4%
その他232人 3%


■HDD環境

 HDDの総容量のトップシェアは変わらず1GB~2GBだったが、その割合は減少傾向にあり、より大容量にシフトしてきている。また、3GB以上が過半を超えており、それもHDDの大容量化を裏付けている。

 接続インターフェイスのIDEとSCSIのシェアは、それぞれ8割前後と5割前後で安定している。また、IDEとSCSIの各規格の中での高速化は進んでおり、SCSIではUltra SCSI、IDEではUltra ATAの占める割合がそれぞれ大きくなってきている。

ハードディスクの総容量人数比率
1GB以下488人 7%
~2GB1599人 21%
~3GB1278人 17%
~4GB1427人 19%
~5GB883人 12%
~6GB618人 8%
~7GB435人 6%
~8GB318人 4%
~12GB354人 5%
12GB超109人 1%

注:この設問「HDDの接続インターフェイス」は、複数選択式のため割合の合計が100%を越えます。
HDDの接続インターフェイス人数比率
IDE/Enhanced IDE4886人 65%
Ultra ATA1223人 16%
Fast SCSI-2(Wideも含む)2124人 28%
Ultra SCSI1056人 14%
Ultra Wide SCSI470人 6%
その他127人 1%


■CD-ROMドライブ

 CD-ROMドライブは、16倍速以下のドライブは市場ではほとんど見られなくなっており、新規に購入する場合はどうしても16倍速以上のドライブになってしまう。それを反映してか、16倍速以上が2割を占めている。但し、CD-ROMドライブは高速化のメリットがあまりないためか、8倍速以下も過半数に達している。

 この結果を見る限り、CD-ROMドライブの高速化は、積極的なドライブ単体の買い替えというよりも、マシンの新規購入や、新規マシンの自作の時の市場に影響される部分が大きいようだ。

CD-ROMドライブの速度人数比率
持っていない72人 1%
4倍速以下2051人 27%
~8倍速2007人 27%
~12倍速1125人 15%
~16倍速726人 10%
~24倍速1160人 15%
24倍速超368人 5%


プレゼント商品人数比率
Watch特製テレホンカード2685人 35%
PC Watch特製腕時計4745人 63%


【PC Watchホームページ



ウォッチ編集部内PC Watch担当pc-watch-info@impress.co.jp