【その他】

HDDのフォーマットで対処が可能
専用のサポート窓口などを開設

コンパックの“1,000ドルPC”がウイルスに感染

連絡先
サポートセンター
Tel.0120-101589
「PRESARIO 2210ホットライン」(3日から開設)
Tel.0120-178589

 コンパック株式会社は、日本市場向けの“1,000ドルPC”として9月中旬から出荷を開始した低価格パソコン「PRESARIO 2210」の初期ロットの一部が、製造段階からコンピュータウイルスに感染していたことを明らかにした。感染した機種のシリアルナンバーは特定されていない(10月2日現在)。

 感染したのは「WelcomB」と呼ばれるウイルス。症状としてはシステム設定時に警告メッセージが表示され、そのまま作業を続けるとCD-ROMドライブが認識されなくなるという。症状は、MS-DOSプロンプトでFDISK /MBRコマンドを実行してHDDをフォーマットした後、PCを再起動することで解消できるとしている。

 同社では、対策として各販売店の在庫チェックとウイルス駆除を実施。一般ユーザーに対しては通常のサポートセンターに加えて、3日からは専用窓口「PRESARIO 2210ホットライン」を開設して対応にあたる。電話での対処方法の説明のほか、希望者には無償で修正プログラムの送付や訪問サービスを実施、返品なども受け付ける。

 なお、感染の原因は「台湾の工場で、製品テストの際に使用したFD内のプログラムがウイルスに感染していたため」としており、現在出荷中の製品については問題はないという。
 既に販売済みの製品約300台の内、実際に感染している台数は30~40台程度としており、既にユーザーから10数件の問い合わせがあったという。製造段階から感染し、実際に出荷されたケースは極めて異例で「コンパックとしては初めて」としている。

□コンパック株式会社のホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.compaq.co.jp/ad/index.html
□「PRESARIO 2210」製品紹介
http://www.compaq.co.jp/product/presario97_9.html
□参考記事
【9/8】コンパック、1000ドルPCを国内でも発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970908/compaq.htm

('97/10/2)


[Reported by seino@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp