【周辺】

記録方式をJPEG、FlashPixに変更
1.8インチTFT液晶搭載

　日本コダック株式会社は、最大出力解像度約100万画素(1,152×864ドット)で、光学式2倍ズームを備えたデジタルスチルカメラ「DC210 ズーム」を発表した。標準価格は、メガピクセル初の10万円を切る81,000円で、81万画素CCDを搭載する「エプソン CP-500」や、「オリンパス C-820L」よりも安く設定されている。出荷は10月下旬の予定。なお、パソコン接続キットは別売で、Windows 95版とMacintosh版が各14,800円で、それぞれ10月下旬、11月中旬から出荷される。

　原色フィルターを採用した約109万画素(1,217×893ドット)の正方画素CCDを搭載する、高画質で忠実な色再現が可能なデジタルカメラ。記録モードは、解像度の違いによる1,152×864ドットの「HIGH」と、640×480ドットの「STANDARD」の2モードのほか、画像圧縮率も最高画質、高画質、標準画質の3モードを選択できる。記録メディアにはコンパクトフラッシュを採用しており、記録方式は今までのコダック独自形式から、JPEGおよび、FlashPixに変更された。

　外形寸法は131×48×82mm、重量は320gと小型軽量。丸みを帯びたデザインで、レンズは本対中央部に配置され、一般的なコンパクトカメラによく似たデザインとなっている。電源は単三電池4本で、光学式2倍ズームや、ストロボのほか、ビデオ出力、IrDA 1.0などを搭載。また、ファインダには、1.8インチのTFTカラー液晶モニタのほか、光学式ズームファインダも装備する。

【主な仕様】

• レンズ：光学ガラスレンズ(8群8枚、2群式ズームレンズ、中心解像度200本/mm)
• CCD：1/3インチ 総画素約109万正方画素
• フォーカス方式：パンフォーカス
• シャッター方式：プログラム制御式メカニカルシャッター
• シャッター速度：1/2～1/360秒
• 露出：プログラムAE
• 焦点距離：29～58mm相当(35mm換算)
• 撮影距離：通常モード時 50cm～無限遠(広角)、100cm～無限遠(望遠)
  　　　　　接写モード時 20cm
• 絞り：f4.0～f13.5(広角)、f4.7～f16(望遠)
• 感度：ISO 140相当
• カメラ機能：ストロボ(自動/ON/OFF、赤目軽減)、セルフタイマー、三脚使用可能
• 画像記録枚数：4MBメモリーカード使用時、枚数は画像により上下
  

  	「FlashPix形式」		「JPEG形式」
  	HIGH	STANDARD	HIGH	STANDARD
  最高画質	12コマ	24コマ	13コマ	28コマ
  高画質	17コマ	37コマ	19コマ	38コマ
  標準画質	26コマ	44コマ	31コマ	59コマ

• 電源：単三型電池４本、別売の専用ACアダプター
• 外形寸法(W×H×D)：131×48×82mm
• 重量：320g(電池を除く)

('97/9/16)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]