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Weekend Watch【'97/5/16版】

 今回のゲームソフトインプレッションは、Blizzard Entertainment社のアクションロールプレイング「DIABLO」(ディアブロ)です。ネットワークプレイで、世界中のプレイヤーたちがゲームに参加できるという自由度の高さや、なかなか手に入らないレアアイテムの存在などが話題を呼び、現在大ヒット中のソフトです。
 日本での輸入・販売を行なっている株式会社ソースによれば「Blizzard Entertainment社では、英語版以外の発売は予定していません」としており、現在、日本語インストールガイドなどを添付した輸入版が秋葉原などのショップで販売されています。レポートの最後に、5月16日時点での秋葉原価格調査結果を掲載しましたので、ご参照ください。
 レポートでは、ネットワークプレイを中心に取り上げていますので、ロールプレイング好きの人はもちろん、ネットワークプレイに興味のある人も必見です。
 なお、インプレッションや記事に関するご意見・ご感想、とりあげて欲しいゲームソフトや企画などは、pc-watch-info@impress.co.jpまでお寄せください。


DIABLO



ジャンル:アクションロールプレイング
発売メーカー:Blizzard Entertainment社
対応OS:Windows 95
備考:最大4人までのネットワークプレイに対応した、リアルタイムアクションロールプレイング。現在、秋葉原などで英語版が販売されている。
【総プレイ時間・ハード環境】
  • 総プレイ時間:約6時間
  • 使用ハード:日立「FLORA Prius TG」
    CPU:MMX Pentium 200MHz
    メモリ:64MB
    グラフィック:Power Window 3DV(4MB)
    サウンド:Sound Blaster16互換


「DIABLO」ネットワークプレイレポート

 「DIABLO」とは、現在大ブレイク中のリアルタイムアクションRPGだ。中世風の世界「Khanduras」を舞台に、4種類のダンジョン(各4階ずつ、計16階)を探索しながら敵と戦って、経験値やお金を稼ぎながら、「DIABLO」と呼ばれる魔王を倒すことが最終目的となる。キャラクターは強力な武器や防具を装備できる万能タイプの“WARRIOR”、弓矢による攻撃を得意とする“ROGUE”、体力や装備できる武具は限られるが、強力な魔法を使うことができる“SORCERER”の3人から選ぶことができる。
 操作は基本的にマウスから行なう。移動の場合はカーソルで行き先を指定してクリック、攻撃の場合は敵をクリック、装備の交換などはドラッグ&ドロップで行なう。また、キーボードからも、チャット(会話)用ウインドウの呼び出しなどの各種操作が行なえる。ダンジョンはクォータービューで、行ったことのある部分を表示するオートマッピング機能も用意されている。

●最大の特徴はネットワークプレイ

 最大の特徴は、ネットワークプレイが可能なことで、接続方法はモデム、ケーブル接続(RS-232C)、LAN(IPX)、Battle.netの4種類から選択できる。オススメは何といってもBattle.netだ。Battle.netとは、チャットルームのようなもので、参加費は無料。Battle.netで接続するには、ゲームをマルチプレイモードで起動すると、インターネットに接続されている端末で、表示される選択肢からBattle.netを選ぶだけでいい。接続に際してURLなどを意識する必要はない。インターネット経由で接続することで、不特定多数の、世界中のプレイヤーたちとチャットをしながら仲間を集めたり、他のプレイヤーたちの冒険に加わることもできるのだ(最大4人まで)。
 モデムやケーブル接続では最大2人、LANでは最大4人まで参加可能で、友人など特定のプレイヤーと遊ぶのに適している。ただし、ネットワークプレイで最後まで遊ぶためには、参加人数分のCD-ROMが必要となる。CD-ROMがドライブに入っていないと、使えるキャラクターが“WARRIOR”のみとなり、最初のダンジョンの途中までしかプレイできない。
 ここでは、Battle.netでのネットワークプレイレポートを行なう。


キャラクター選択画面Battle.netのチャット画面
DIABLO IS A TRADEMARK AND BLIZZARD IS A REGISTERED TRADEMARK OF DAVIDSON & ASSOCIATES,INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)1996 BLIZZARD ENTERTAINMENT.

●日本人向けのチャンネルも利用できるBattle.net

 まず、Battle.netに接続すると、チャット用のウィンドウが表示され、リアルタイムでチャットや、仲間の募集などが行なわれている。日本人向けのチャンネルもあり、英語力がなくても参加できるのだが、日本語がサポートされていない。アルファベットでのチャットを強いられるのがつらいところだが、とりあえず仲間を募り、ダンジョンに潜ってみることにする。
 仲間が集まったところで、パスワードなどを設定してスタート。スタート地点は、「Tristram」と呼ばれる街で、RPGにつきものの武器屋をはじめとして、薬屋、各ダンジョンへの入り口などがある。最初に入れるダンジョン以外は、一定のレベルに達していないと入れないので、いきなり「DIABLO」のいるダンジョンへ行くことはできない。
 まずは住人との会話(音声とテキスト表示。すべて英語で、しかも早口)で情報を集め、武器を購入し、移動や装備などの基本操作に慣れておこう。ここでも、参加しているプレイヤー同士でチャットができる。

装備などはドラッグ&ドロップで行なう 住民との会話はすべて英語だ ダンジョンでもチャットができる
(写真はIPX接続の画面)
DIABLO IS A TRADEMARK AND BLIZZARD IS A REGISTERED TRADEMARK OF DAVIDSON & ASSOCIATES,INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)1996 BLIZZARD ENTERTAINMENT.

●ダンジョンではすべてがリアルタイム、気を抜いたら死が待っている

 装備を整え、情報を集めたら、いよいよダンジョンに挑戦だ。ダンジョンは暗く、視界が限られているため、どこに敵が潜んでいるかわからない。重厚な音楽も、緊張感を盛り上げる。メンバーは全員初心者なので、最初は仲間同士で固まって、恐る恐るチャットをしながら進む。

 初めのうちはいきなり敵に囲まれてパニックになり、逃げるためにマウスをクリック、追いつかれたら敵をクリックして攻撃、危なくなったらポーションをクリックして回復など、無我夢中であちこちをクリックしまくることになる。1回のプレイで何百回もクリックすることになるので、マウスの連射機能がほしくなってくる。
 ダンジョンではすべてがリアルタイムなので、どんな時でも容赦なく敵は襲ってくる。一緒に歩いていたプレイヤーが突然いなくなり、「HELP ME!」というメッセージを最後に消息を絶ったり、「GYAAAAA!」という悲痛な叫びを送ってきたプレイヤーを助けにいったら、大量の敵が自分にも襲い掛かってくることもある。とにかく、慣れるまでは一瞬たりとも気が抜けない。

 1回目は、地下1階であえなく全滅。その後、地道に戦いながらレベルを上げて、何とか地下3階まではたどりついたものの、途中で「Butcher」という名前の強力な敵キャラクターに襲われたところで再び全滅。一度死んでしまうと装備がその場に散らばってしまうため、他のプレイヤーに取られる前に、自分で取りに行かなければならない。お金も減ってしまうので、予備の装備を持っていないと非常に苦しい。

●殺し屋や賞金稼ぎにもなれる自由度の高さ、行動の仕方はプレイヤー次第

 「DIABLO」では、味方を攻撃することもできるので、一緒に潜ったプレイヤーを倒すことで、金品を強奪することもできる。当然、プレイヤーを殺しまくっていれば恨みをかい、袋叩きにあったり、ホームページ上で他のプレイヤーから指名手配されてしまうこともある。既に、被害を被ったプレイヤーからの依頼を受けて、バウンティーハンター(賞金稼ぎ)として活動しているプレイヤーもいるようだ。
 もちろん、こうした物騒なプレイヤーばかりではない。プレイヤー同士でアイテムの交換をしながら、ひたすらダンジョンでレアアイテムを探す人など、ネット上には、さまざまな人が参加している。
 つまり、リスクさえ理解していれば、どんな行動をとるかはプレイヤー次第なのだ。インターネットを使える人は、参加して仲間を集めてみよう。そうでない人も、「DIABLO」の自由度の高さと、“深さ”をぜひ体験してほしい。


●シングルプレイモード

 シングルプレイモードでは、トラップや謎を解明しながらイベントをこなしていくことになる。マップ上の仕掛けなども、マルチプレイとは別物になっている。シングルプレイモードのキャラクターは、マルチプレイで使うことはできないので、シングルプレイでレベルをあげておいて、ネットワークデビューすることはできない。
 なお、発売元であるBlizzard Entertainment社のホームページから、体験版のダウンロードも行なえるが、ファイルサイズは何と50MB以上で、「ダウンロードには、28.8kbpsのモデムで約5時間かかります」との但し書きが掲載されている。オープニングアニメーションのみのダウンロードも可能だが、こちらもファイルサイズが11.1MBもある。


●秋葉原「DIABLO」実売価格調査

 今回の調査結果を見る限りでは、販売価格はほぼ横並び状態となっている。一時期は、入荷後即日売り切れとなるショップや、8,000円近い販売価格を設定していたショップもあったようだが、現在では在庫状況、価格ともに落ち着いて来ているようだ。
 なお、Blizzard Entertainment社通信販売ページでは、54.95ドルで販売されている。また、「Diablo T-Shirt」(19.95ドル)などのグッズも購入できる。

ショップツクモパソコン本店
03-3253-5599
T-ZONEミナミ
03-3257-2770
ソフマップ1号店“Chicago”
03-3253-9255
OVER TOP
03-3255-3443
販売価格 5,930円5,940円5,980円6,000円

 この価格は、PC Watch編集部が、5月16日に各ショップの店頭での表示価格を独自に調査したものです。この価格で販売されることを保証するものではありません。実際の販売価格は変動いたしますので、購入時に各ショップの店頭にてご確認ください。各ショップの場所等については、各ショップにお尋ねください。
 編集部では、個別のメールや電話でのお問い合わせにはお答えいたしかねます。

[Reported by seino@impress.co.jp / suzuki-k@impress.co.jp]


Weekend Summary
●セガ、「スカイターゲット」、「マンクスTT」を発売 ほか

('97/5/16)



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