標準価格:
DS-10 39,800円
連絡先:
富士写真フイルム株式会社 お客様コミュニケーションセンター
Tel.03-3406-2981
DS-10は撮影画像再生可能な液晶ディスプレイを搭載せずに小型軽量化した低価格モデルで、同時に消費電力が抑えられたことで単3形のアルカリ乾電池など電池2本(DC 3V)での動作を実現している。ほかの性能については、液晶ディスプレイを搭載しなかったこと(撮影モード表示用の液晶は搭載されている)、ストロボを搭載したこと以外は、従来から発売しているDS-7、DS-8とほぼ同じ。CCDも35万画素(記録解像度は640×480ドット)で、記憶媒体もDS-7などと同様に差し替え可能な小型メモリ、スマートメディアに対応している。単3型アルカリ乾電池で連続250枚の撮影ができ、2MB容量のスマートメディアでは標準モード約30枚、ファインモードで約22枚の記録ができる。画質に関しては、「DS-7やDS-8よりもシャープに」し、新たに開発したガンマ補正の機能などによって、より自然な諧調表現を実現したという。パソコンとの接続インターフェースキットは別売で、Windows用とMacintosh用が用意される。スマートメディアは2MB容量のタイプが同梱となっている。
また同時に、4MB容量のスマートメディア「イメージメモリーカード MG-4」(6,800円、4月17日発売)を発表、スマートメディアを3.5インチフロッピーディスクドライブで読み書きするアダプタ「フラッシュパス」についても6月ごろに「1万円より安い」価格で発売する計画を明らかにした。フラッシュパスは当初IBM PC/AT互換機用として出荷する予定で、その後PC98やMacintoshにも対応する計画。同社では、「スマートメディアはパソコンとの親和性や、プリントサービスを行う上でのツールとしても最適」とし、今後も規格制定や製品展開などを強力に推し進めていく考え。
液晶を外したモデルの投入に関しては、同社は「デジタルカメラの製品ラインナップの拡充の意味と、消費電力低減、小型軽量化、デザイン的に薄くしたかったこと、そして従来の銀塩コンパクトカメラのように液晶がなくても誰でも撮れる形の方が自然なんだ、という主張でもある」と説明している。
【主な仕様】
【オプションの価格】
【サンプル画像】(撮影は山田久美夫氏)
【フラッシュパスを撮影】 | 【花の近接撮影】 | 【発表会場内】 |
【DS-300を撮影】 | 【ストロボあり】 | 【ストロボなし】 |
□富士写真フイルム株式会社のホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj186.html
□参考記事
【3/4】東芝、スマートメディアをFDDで読み書きできるアダプタを出荷開始
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970304/ssfdc.htm
('97/4/3)
[Reported by fumitake@impress.co.jp]