【イベント】

「Libretto 200X」ほか、試作機、モックアップ多数登場

東芝、新技術展示のプライベートショウ「TOMORROW21 東芝技術展」を開催

 株式会社東芝は3月4日から、「TOMORROW21 東芝技術展」を「東京国際フォーラム」で開催している。このショウは東芝全社の新技術を紹介するもので、招待者を対象としたプライベートショウで9日まで行なわれる。
 なかでも、「情報・通信・映像」部門はもっとも大きなスペースを占めており、試作機、モックアップなども多数展示された。

●Libretto 200X

EI-C90  近未来モバイルPCとして構想されたモックアップモデル。キーボードが収納、半開(逆ハの字)、全開と3通りに変化する。収納時は背広の内ポケットに入ることを想定している。黒いボディは現行Librettoのイメージからは離れている。


●PHS携帯端末(携帯情報端末系)

DSC-V1DSC-V1DSC-V1 モバイル機器には「2000年を目指した」PHS携帯端末のモックアップをはじめ、3例 が展示された。
 先日発表された「GENIO」よりもスリムなデザイン。ブースの担当者によれば「電話 として持つためには幅は狭くしたい」とのこと。通話はイヤホンマイク中心か。  他の2例は、試作機に近い状態で、液晶などもはめ込まれている。ほぼ同じコンセ プトでデザイン競作だろう。



●PHS携帯端末(電話系)

DSC-V1  テキストデータを転送する実演を行なっていた携帯情報端末。京セラの「データスコープDS-110」に似ているが、こちらの方が一回り大きく、キーは使いやすい。単体で使うことを前提としており、カードモデム機能は備えていない。


●携帯TV電話

携帯TV電話 実働モデルによる機能展示と、将来イメージのモックアップが並べて展示されていたが、両者間の大きさの違いはまだまだ大きい。


●薄膜ポリマー電池

薄膜ポリマー電池  電話機や携帯情報端末用の超薄型バッテリー。黄色い部分がバッテリーで、その薄さがわかる。


●フラッシュパス(FlashPATH)

  昨日公開されたばかりの、スマートメディア(SSFDC)を3.5インチFDDで読む「フラッシュパス」も展示され、デジタルカメラの画像をFDD経由で送るデモンストレーションが行なわれていた。このアダプターは、スマートメディアを読めるパソコンの台数を一気に拡大するため、スマートメディア陣営にとっては大きな武器となるだろう。

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http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970304/ssfdc.htm

('97/3/4)

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