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とにかく安く、デジタルカメラを手にしたい!という人には、これらがオススメ。もっとも、実販価格の問題があるので、ここでは東京・新宿&秋葉原界隈の実勢価格を基準にしている。
まず、BEST1は現在のデジタルカメラブームのきっかけとなったQV-10の流れを汲む実力派「QV-10A」。もともと49800円とまともな液晶付きモデルのなかでもっともお手頃な価格であるうえ、いまや実勢価格は2万円台。なかには19800円という店まで現れた 。もちろん、1/4VGAモデルなので、高い解像度は期待できないが、テレビで見るには十分だし、とにかくこの価格で液晶付きモデルならではの楽しさが体験できるなら、絶対の買い!だ。将来的に見ても、買っておいて後悔することはだろう。
BEST2は意外かもしれないが、オリンパスの液晶なしモデル「C-400」。あまり注目されない機種だが、液晶ナシとはいえ、VGA画素で49800円はスゴイ! ベースとなっているのは高画質で人気の「C-400L」なので画質も良好。もっとも、内蔵メモリーが1MBしかなく、これで16枚撮影するためにJPEGの圧縮率が結構高い点はやや気になるけれど、その点は価格を考えれば納得できるレベルだ。しかしまあ、この価格でストロボもあるし、操作性もシンプルで誰でも迷わず撮影できるのだから、これは結構な大穴だ。もっとも、先のQV-10A、C-400ともに接続キットが別売なので、購入時にはその点を考慮する必要があるのもお忘れなく。
BEST3,4の機種は、接続キット付き。そのため、販売価格は先の2機種に比べると高めに感じるが、トータルでの価格を考えると、実はかなりのお買い得品なのだ。
その筆頭となるのが、発売されたばかりの「CP-200」。なにしろ、外付けながらも液 晶モニター付きで、VGA画素で画像も美しく、内蔵メモリーで30枚も撮影でき、接続キットまで込みで69800円という価格。まだ実売価格が安定していないし、値引き率が低め。だが、実際に使ってみると、液晶付きはやはり便利だし、なによりも付属ソフトの豊富さと使い勝手のよさは大きなポイント(別途購入したら、スゴイ金額になるぞ!)。ほんとうに、買ったその日から追加購入なしで楽しめる点がうれしいモデルだ。
BEST4の「DC20」は、いまや24800円が安定してしまった、超お手頃価格のソフト付きオールインワンモデル。本体はとっても小型軽量で気軽に撮影できるのが大きな魅力だが、8枚しか撮れない点が最大のネック(もちろん、液晶はないけどね)。けれど、ひとたび、これでいい!と割り切ってしまうと、相当に魅力的でお買い得。とにかく、接続キットはCP-200と同様にソフトもケーブルもWindowsとMacintosh用の両方が付属しているし、なによりも顔などをグニャリと変形させて楽しめる「Kai's Power Goo」が付いている点は大きなポイント。これなら、子供も奥さんも納得するかも(ただし、奥さんに見せるときには「これを使えば、やせてみえるぞ!」と、ご機嫌をとることをお忘れなく!)。
BSET5は実売価格が4万円台となった「DS-7」。液晶モニター付きだし、スマートメディア(SSFDC)という超薄形メモリーカードが使えるし、画質もきれい(ちょっと輪郭が甘目だけどね)。また、接続キットがなくても、PCカードが使えるノートパソコンなどを持っていれば、スマートメディア用のカードアダプターを購入するだけで画像を直接利用できる点も大きなメリット。バランスを考えると、これはなかなかのお買い得モデルですぞ!
さて、番外となっているのは、「CP-100」。いまや先代モデルとなり、在庫処分(なのかな~)で、強烈な価格で売られているケースも多く、なかには9800円で販売されたことも・・・。もちろん、店によっても実売価格がかなり異なるし、在庫が無くなればアウトなので、今回はあえて番外なんですけどね・・。
[Reported by 山田 久美夫 / PC Watch編集部]