【本体】

PowerPC 604e 180MHzを2基搭載
マルチプロセッサ用の漢字Talk7.5.3をプリインストール

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　アップルコンピュータ株式会社は12月2日、同社としては初めてマルチプロセッサを採用した「Power Macintosh 9500/180MP」を、国内市場向けに発売する。価格はオープンプライス。

　「Power Macintosh 9500/180MP」は、8月に米国で発表されたPower Macintoshシリーズの最上位モデル。大容量のグラフィックやCADなど、高度なCPUの処理能力を必要とするユーザー向けの製品で、PowerPC 604e 180MHzを2基搭載している。OSはマルチプロセッサ用の漢字Talk7.5.3をプリインストール。また、QuickTime 2.5がマルチプロセッサに対応しているため、動画の再生や編集、圧縮などの処理が高速化されたという。QuickDraw 3Dもマルチプロセッサをサポートしており、3Dレンダリングなども高速化されたとしている。

　拡張性も意識されており、6基（1基をビデオカードに使用）のPCIスロットや、12基のメモリソケット（標準32MB、最大768MBまで増設可能）などを搭載、ビデオメモリも4MB（標準2MB）までの拡張が可能となっている。

【主な仕様】

• CPU：PowerPC 604e 180MHz×2
• 2次キャッシュ：512KB
• メモリ（最大）：32（768、DIMMソケット×12）MB
• HD：2GB
• CD-ROM：8倍速
• ビデオメモリ（最大）：2（4）MB
• インターフェイス
  PCIスロット×6基（1基をビデオカードに使用）
  ADB（Apple desktop Bus）ポート×2
  Etherenetポート（10BASE-TまたはAAUI-15）×1
  DMAシリアルポート（RS-232C、RS-422）×2
  SCSI（内部10MB/秒、外部5MB/秒）
  16bitサウンド入出力ポート×1
  
• サイズ（W×D×H）：196×400×430mm

('96/12/2)

[Reported by seino@impress.co.jp]