先行他社が成功すると、決まって参入してくるパナソニック(松下電器産業)。もちろん、かなり以前からデジタルカメラの開発はやっていたのだろうし、実にさまざまな分野で活躍しているだけに、いろいろなスタイルのデジタルカメラが各事業部から登場してもおかしくない状態なのかもしれない。
価格・発売時期とも未定だが、価格は10万円以下で年内発売はないということは確実なようだ(10月はじめでこの状態じゃ、年内は無理。価格も10万円以上じゃ競争力はないから、あまりに当然)。
35万画素CCDで、記録媒体はコンパクトフラッシュ。角度の変えられる液晶モニター付き。操作部を見ると、バッテリーは充電式のようで、オートホワイトバランス機能が独立したボタンとなっているので、もしかすると色温度をオート以外にマニュアル設定できるかもしれない(だとしたら、欲しかったんだ、このモード)。
どこかサイバーショット風だという人もいるけれど、あそこまで小さくはないし、カッコよくもない。
けれど、コンパクトフラッシュが利用でき、しかも15MBカードも同時に展示されていたので、結構な枚数が撮れそうだし、転送も簡単スピーディーで使い勝手はよさそうだ(だんだん、コンパクトフラッシュ採用メーカーが増えてきたなあ~)。
松下が参入を明らかにしたということは、デジタルカメラが商売になると判断した証拠で、これからが楽しみ。今回のモデルは型番もないことだし、「参入します」という意志表示というところか。松下はデジタルビデオで相当頑張っているし、いいデバイスをたくさん持っていそうなので、相当凄い製品がでてくるのでは・・・と思っている。
□松下電器産業(株)のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/index-j.html
□松下電器による資料
http://www.panasonic.co.jp/showcase/jes96/seihin/dcam.html
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[Reported by 山田 久美夫 ]