こちらもプラスチックケースに納められたままで触れることはできず、本体の仕様に関しても詳細は公開されていない。公開されているのは、本体形状のほか、1/3インチ35万画素CCD、液晶モニター、フラッシュ、セルフタイマー、マクロ機能、差し替え可能なCompact Flash規格の小型メモリーが採用されているという点だけ。発売時期も未定で、価格に関しては10万円以下にする意向というだけで具体的な価格帯は答えてもらえなかった。
デジタルカメラで採用される差し替え可能な小型メモリとしては、SSFDC、ミニチュアカード、Compact Flash規格とあるなかで、Compact Flashを採用したのは「すぐに大容量の製品を出せる」という理由からだという。展示ブースでは実物の展示の代わりに撮影データのサンプルをパソコンで次々と表示していたが、その画像はかなり粗く、それを指摘すると「現在調整中のもので、製品レベルの画像ではない」との説明を受けた。
製品の実力の程はまだ未知数だが、これでまた1つデジタルカメラ市場に強力なメーカーが参入したことになり、ますますデジタルカメラ市場は混戦模様となりそうだ。
参考URL:http://www.panasonic.co.jp/showcase/jes96/seihin/dcam.html
[Reported by 石橋文健]