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WYSE社のWindowsターミナルでソフトはWinFrameを使用

長野日本無線がWindowsターミナルを展示

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 長野日本無線はWyse TechnologyのWindowsターミナルを展示した。

 WindowsターミナルとはUNIXで使用されているXターミナルのWindows版と考えればいい。つまり、アプリケーションの実行はサーバー側に任せ、ターミナル側はキーボードなどの入力と実行結果の画面表示だけを行うWindows対応の低価格端末。ソフトにはCitrixのWinFrameを用いる。WinFrameのサーバーをWindows-NT上で動作させれば、あとはExcelでもWordでもサーバー側に用意されたアプリケーションを、あたかもターミナル自身が実行しているかのように利用することができる。WinFrameについては、こうしたWindowsターミナルのほかにMicrosoft自身がInternetExplorer3.0と同時にWinFrameのクライアント対応ActiveXコントロールを配布しているほか、最近ではNCなどでの採用の動きもある。

 展示されたWindowsターミナルは全て英語環境のため、WinFrameとともに日本語化されてから本格的な販売をはじめるという。現状では日本語(漢字)入力のシステムをどう解決するかの仕様がはっきりしておらず、ターミナル側で全て処理するとなるとターミナル側のハードウェア仕様も変更になってしまう可能性があり、仕様確定を待っているという。

 ターミナル本体は、Xターミナルと同様に15インチ程度のディスプレイの中に全てが埋め込まれ、特に別の筐体などは必要としない。標準ではシリアルポートを備え、10Base-Tのネットワークポートは追加オプションになっている。

[関連URL]
【1996/7/1】Windowsアプリが使えるNCが続々登場?

[Reported by 石橋文健]


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