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ソニーより先に登場？MDを搭載したデジタルカメラ

　展示されたMD-PS1は、かなり製品デザインに近いもののようにも見えたが、残念ながら透明プラスチックケースに閉じ込められたままで、直接触ったりすることはできなかった。また、発売時期や価格などについても「まだ具体的には言えません」と言うばかりで、ほとんど質問には答えてもらえなかった。ただ、「年内発売ですか？」の問いには「うーん、難しいかもしれませんね」という返答をもらうことはできた。

　本体はMDドライブを搭載していることでやや大きく、正面から見ると正方形に近いデザインになっている。2.5インチの液晶が搭載され、CCDは35万画素で記録解像度はVGAの640×480ドット。フラッシュもついている。撮影時は画質のモード切り替えがあり、高画質で1,000枚、標準で2,000枚の静止画が記録できる。MDのメディアの記録容量は約140MB。また、当然のことながら音楽MDの再生と録音も可能で、録音時間はモノラルで最大80分。パソコンへのデータ転送は珍しくパラレルインターフェースを使用する。

　MDドライブを使うということは当然消費電力の高いモーター部品を用いるわけで、バッテリーの持続時間が気になるところだが、これについてはやはり答えてもらえなかった。バッテリーの持続時間が実用の範囲ならば、1度に大量の撮影を行いたいという人にとっては気になる製品ではないだろうか。

　参考URL：http://www.sharp.co.jp/sc/event/events/e-show/text/repo12.htm

[Reported by 石橋文健]