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株式会社亜土電子工業とCSKベンチャーキャピタル株式会社は、UHC(Ultra High Capacity)規格の大容量FDD開発に携わる米Swan Instruments社への開発支援を決め、同社に対して計600万ドルの出資を行った。
出資金の内訳はCSKが400万ドル、亜土が200万ドルで、Swanの発行株式約9%を取得。また、亜土ではSwanへの役員派遣を決定している。
UHCは従来の3.5インチフロッピーディスクとの互換性を持った128MB大容量FDDで、ミツミ電機やSwanなどを中心に製品開発が進められている。年末にはサンプルが出荷され、来春をめどに製品発売が予定されている。見込みではドライブが200ドル、メディアが15ドルを切る価格になるという。亜土ではこのUHCが今後の大容量リムーバブルメディアの標準となると判断し、Swanへの出資を行うほか、自社が運営する大型パソコン店T-ZONE全店と卸部門で製品販売を行う。当初はSCSIインターフェースの外付けモデルを販売し、IDE(ATAPI)インターフェースの内蔵モデルについても、各メーカーへのOEM用として販売する計画という。
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【1996/9/12】ミツミ、128MB大容量FDDの生産計画を発表
□(株)亜土電子工業のホームページ
http://www.ado.co.jp/
('96/9/25)
[Reported by 石橋 文健]