'96/9/10発表
連絡先:ミツミ電機株式会社 |
ミツミ電機は120MBの大容量フロッピーディスクドライブの生産を今年末前後に開始する計画を明らかにした。
同社が生産を開始するのは新たに開発したUHC(Ultra High Capacity)規格のもので、1.44MB/720KB容量の従来のフロッピーディスクと完全な互換性を保ちながら、128MB(アンフォーマット時150MB)の大容量を実現。最大データ転送速度も、大容量のモードの場合には2.45MB/秒と、従来の約60KB/秒から飛躍的に向上している。今後、ドライブ製品についてはミツミ電機、メディア製品は米Swan Instruments社が主体となって開発協力を行い、今後の標準仕様にすべく各PCメーカーに採用を働きかけるという。価格のほか、インターフェースの仕様もまだ未定。
ほかに従来のフロッピーディスクとの互換性を持つ大容量フロッピーディスクドライブとしては、米3M、米Compaq、松下寿工業らが開発したLS-120という120MB容量のドライブがある。LS-120は米CompaqのデスクトップPCのDeskProシリーズなどに採用されている。UHCとLS-120の間に大容量モードでの互換性はない。
【主な仕様】
[Reported by 石橋 文健]