CPUは「~1GHz」がトップ、ADSLは前回比13%増と大躍進


 今回の「PC Watch読者環境調査」のアンケートでは、12,420人の方からのご回答をいただきました。アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。

【総評】
 Windows 2000のシェアが44%とOS別のトップに。CPUでは、Pentium IIIが1位で、CPUクロック周波数は「~1GHz」がトップになり、CPUの1GHzオーバーも珍しくなくなりつつある。メモリ容量は「~256MB」がトップだが、「~512MB」が迫っている。HDD容量は「~20GB」がトップで、緩やかに増加中。インターネット接続環境では、特にフレッツADSLが前回調査から急増し、12%となったのが注目される。ADSL全体でも20%に迫る勢いで、前回調査からの3カ月間で個人のインターネット接続環境に大きな変化が起きていることが伺える。

【今回の最頻値】
    所有台数 2台、自作のデスクトップPC/AT互換機
  • OS:Windows 2000
  • CPU:Pentium III
  • クロック:~1GHz
  • メモリ:~256MB
  • HDD:~20GB
  • ディスプレイ:17インチCRT、解像度~1,280×1,024ドット
  • インターネット接続:フレッツISDN

□アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm


所有台数・形状・形態

 所有台数・マシンの形状・形態については、従来同様、所有台数2台、自作のPC/AT互換機が最多数。自作の割合は、69%と前回の73%から減少している。またノートPCの利用が1割を越えた。

パソコンを何台持っていますか人数比率
1台1,894人 15%
2台3,564人 28%
3台2,885人 23%
4台1,550人 12%
5台782人 6%
6台以上1,745人 14%


メインで使っているマシンの形状は何ですか人数比率
デスクトップ(据え置き型)11,124人 89%
ノート1,296人 10%


メインで使っているマシンの形態は何ですか人数比率
自作8,692人 69%
メーカー製(ショップブランド含む)3,728人 30%


メインで使っている機種とOS

 メインで使っている機種は、PC/AT互換機が92%、Macintoshは3%とほとんど変わっていない。

 OSではWindows 2000が40%から44%に増加、Windows 98が34%から30%に減少したが、Windows Meは16%と変化がない。Windows 98からの移行者がWindows 2000へと流れている傾向が確認できる。

 3月に発売されたMac OS Xは28人とあまり伸びていない。Windows XP βは29人がメイン環境で利用している。


メインで使っている機種は何ですか人数比率
PC/AT互換機11,495人 92%
Macintosh408人 3%
PC-98281人 2%
PC98-NX188人 1%
その他48人 0%


メインで使っているOSは何ですか人数比率
Windows 20005,580人 44%
Windows 98(SEも含む)3,732人 30%
Windows Me2,079人 16%
Mac OS 9以降314人 2%
Windows 95166人 1%
Windows NT159人 1%
Linux142人 1%
FreeBSD74人 0%
Mac OS 8.6以前65人 0%
Windows XP β29人 0%
Mac OS X28人 0%
Linux、FreeBSD以外のPC UNIX16人 0%
その他36人 0%


CPU・メモリ

 CPUでは、Pentium IIIが前回比2%増の45%でトップ。Athlonは18%と前回と変化がない。Pentium 4は1%。

 CPUクロックは「~1GHz」が2,076人で16%とトップ。800MHzと1GHzで2箇所のピークができている。現状でも大体5人に1人はオーバー1GHzとなっているが、CPUの低価格化は続いており、Athlonでは1GHz未満は製造中止に、またPentium 4には1.3GHz~となっているため、今後もクロック周波数の向上が見込まれる。


CPU人数比率
Pentium III5,602人 45%
Athlon2,358人 18%
Celeron1,708人 13%
Duron521人 4%
Pentium II517人 4%
K6-2333人 2%
K6-III255人 2%
PowerPC G3233人 1%
Pentium 4213人 1%
MMX Pentium209人 1%
PowerPC G4157人 1%
Pentium65人 0%
Crusoe58人 0%
Pentium Pro26人 0%
K622人 0%
PowerPC 601/604/603e/604e13人 0%
Media GX8人 0%
i486以前(Am5x86、Cyrix 5x86も含む)7人 0%
Cyrix III7人 0%
680X0系7人 0%
M II6人 0%
C36人 0%
わからない3人 0%
その他86人 0%


CPUクロック人数比率
わからない14人 0%
100MHz以下70人 0%
~200MHz232人 1%
~300MHz677人 5%
~400MHz904人 7%
~500MHz1,477人 11%
~600MHz1,464人 11%
~700MHz1,349人 10%
~800MHz2,022人 16%
~900MHz1,083人 8%
~1GHz2,076人 16%
~1.1GHz139人 1%
~1.2GHz348人 2%
~1.3GHz110人 0%
~1.4GHz282人 2%
~1.5GHz62人 0%
~1.7GHz98人 0%
1.7GHz超13人 0%


 メモリ容量は「~256MB」が44%とトップだが、「~512MB」が5%増の33%と伸びている。

 メモリの種類では前回調査で1%だった「DDR SDRAM」が4%と急伸した。メモリ自体の低価格化や、特にAthlonプラットフォームの普及がこの結果を後押ししていると思われる。RIMMは2%と前回より若干伸びている。

メモリ容量人数比率
~64MB以下269人 2%
~128MB1,811人 14%
~256MB5,322人 42%
~512MB4,114人 33%
~768MB551人 4%
~1024MB233人 1%
1024MB超120人 0%


メモリの種類人数比率
SDRAM(~PC100)5,488人 44%
PC133対応SDRAM(PC133)5,146人 41%
DDR SDRAM501人 4%
EDO403人 3%
RIMM340人 2%
わからない283人 2%
ファーストページ148人 1%
VC SDRAM69人 0%
その他42人 0%


HDD容量・所有ドライブ・ディスプレイ

 HDD容量は「~20GB」がトップとなっているが、傾向としては、100GBまで幅広く分散しつつ徐々に大容量化がすすんでいる。「~150GB」が4%と多くなっているのが注目される。

 DVD-ROM、CD-RWドライブ搭載率は過半数を超えており、コンボドライブも12%と非常に多くなっている。DVD-RAMは7%となったほか、単体販売がようやく始まったばかりのDVD-R/RWも100人が所有。その他ではPDが圧倒的に多く399人、またDDS-1~4などのテープバックアップメディアを利用している人も27人となっている。「JAZ」が17人、「HiFD」3人、「DDCD-R/RW」2人など。

HDD人数比率
6GB以下475人 3%
~10GB880人 7%
~20GB2,501人 20%
~30GB1,857人 14%
~40GB1,781人 14%
~50GB1,100人 8%
~60GB1,243人 10%
~70GB471人 3%
~80GB638人 5%
~90GB299人 2%
~100GB326人 2%
~150GB553人 4%
~200GB157人 1%
200GB超139人 1%


所有マシンの搭載ドライブ人数比率
FDD8,182人 65%
CD-ROM7,525人 60%
CD-RW6,733人 54%
DVD-ROM6,501人 52%
CD-R4,628人 37%
MO4,417人 35%
CD-RW/DVD-ROMコンボ1,529人 12%
DVD-RAM943人 7%
ZIP887人 7%
スーパーディスク415人 3%
DVD-R/RW100人 0%
その他649人 5%


 ディスプレイサイズは「~17インチCRT」、解像度は「~1,280×1,024ドット」がトップで、前回調査とほとんど変化がない。

ディスプレイ人数比率
15インチ以下のCRT860人 6%
~17インチ CRT6,174人 49%
~19インチ CRT1,965人 15%
~21インチ CRT708人 5%
21インチ超のCRT185人 1%
13.3インチ以下のLCD700人 5%
~14インチ LCD346人 2%
~15インチ LCD985人 7%
~16インチ LCD242人 1%
~17インチ LCD106人 0%
17インチ超のLCD100人 0%
その他49人 0%


解像度人数比率
800×600ドット以下500人 4%
~1,024×768ドット5,096人 41%
~1,280×1,024ドット5,109人 41%
~1,600×1,200ドット1353人 10%
1,600×1,200ドット超209人 1%
その他153人 1%


インターネット接続環境

 フレッツISDNを含む常時接続は58%となり過半数を超えている。特に伸びが大きいのが「フレッツADSL」で前回比10%増の12%となった。フレッツISDNが前回比6%の19%となっていることからフレッツISDNからフレッツADSLに移行した人が相当多いと思われる。また、56kbpsアナログモデムも4%減少している。フレッツADSLを除くxDSLも7%と前回比3%増で、ADSL全体では前回の6%から19%に増加、この3カ月の間のADSLの急速な普及ぶりが確認できる。

接続環境人数比率
フレッツISDN(ISDN64Kbps)2,480人 19%
CATV2,329人 18%
56kbpsモデム2,184人 17%
ISDN 64kbps1,974人 15%
フレッツADSL1,597人 12%
xDSL(フレッツADSL除く)935人 7%
ISDN 128kbps(2B)285人 2%
33.6kbps以下のモデム200人 1%
PIAFS143人 1%
OCNエコノミーなどの128kbps常時接続90人 0%
デジタル専用線128kbps以上47人 0%
FTTH21人 0%
高速無線アクセスサービス(Speednetなど)7人 0%
その他128人 1%

xDSLなどのインターネット常時接続環境を利用人数比率
使用している7,320人 58%
使用していない5,100人 41%
※フレッツISDN/ADSL含む


回答者内訳

性別人数比率
男性12,301人 99%
女性119人 0%


年齢人数比率
~15歳34人 0%
16歳~20歳631人 5%
21歳~25歳2,137人 17%
26歳~30歳3,420人 27%
31歳~35歳2,804人 22%
36歳~40歳1,843人 14%
41歳~45歳914人 7%
46歳~50歳390人 3%
51歳~247人 1%


プレゼント人数比率
Pentium 4ストラップ & ボールペン7,306人 58%
インプレス特製携帯電話型電卓4,895人 39%


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アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm

(2001年6月22日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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