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●USBパビリオンにはIntelもブースを出展
各メーカーの話を総合すると、NECのUSB 2.0コントローラチップの最終版は年内に出荷が開始されるが、ドライバはMicrosoftからの公開が2001年第1四半期と言われており、製品の出荷時期は第2四半期からになりそうだ。なお、USB Implementers Forumの品質テストに合格した製品にはHigh-Speed USBの新ロゴが使用される。
2002年までUSB 2.0対応チップセットを出さないと言われているIntelブースでは、正式発表前のPentium 4と一緒にUSB 2.0対応マザーボード「D850GB」を展示している。しかし、USB 2.0対応チップはNEC製で、出荷は2001年第1~2四半期になるという。価格は未定。
こんなところにPentium 4対応マザーボードとPentium 4のリテールパッケージが……。 | もちろん動作デモも行なわれている | USBコントローラチップはNEC製 |
台湾のATEN INTERNATIONALブースでは、USB 2.0対応USB HUBの展示を行なっている。同社によれば、USB 2.0対応HUBは業界初としている。4ポートと7ポートの製品が用意され、2001年1月に出荷を開始するという。また、USB 2.0対応PCIカードや、IDE-USB 2.0変換コネクタ、USB 2.0×2ポートとIEEE-1394×2ポートのコンボPCIカードなども開発しており、価格は4ポートHUBが89ドル、7ポートHUBが139ドル、PCIカードが99ドル、USB 2.0-IDE変換コネクタが149ドル程度としている。
USB 2.0対応HUB。手前が4ポート、奥が7ポート | 動作デモにUSB 2.0対応評価用ボードに接続されたIDE HDD |
ATEN INTERNATIONALは、PCIカードも出品している。コントローラチップはやっぱりNEC製 |
RATOCシステムのブースでは、WORLD PC EXPOなどでも展示したUSB 2.0×2ポートのPCIカードや、2ポートおよび5ポートのPCカードに加え、新たにUSB 2.0対応CD-RWドライブと、HDDの展示も行なっている。展示されていたドライブは、まだNECの評価用ボードに接続された状態だが、4月には発売するという。
インターフェイスカードなどは日本でのイベントから変更はない | USB 2.0対応CD-RWドライブ(左)と、HDD(右) |
富士通は、USB 2.0対応のGIGAMOドライブを参考出品しており、2001年第2四半期に出荷が予定されている。なお、GIGAMOドライブは米国では1月に発表され、売れ行きは思ったより好調という。
●ビル・ゲイツの基調講演にも使用されたタブレットPC
OSはWindows MeもしくはWindows 2000で、CPUはPentium III 450~800MHz、メモリ64~320MB、HDDは5~20GB搭載するという。なお、ソフトウェアは手書き文字認識ソフト「PenOffice」と、音声認識ソフト「L&H Voice Xpress」がプリインストールされる。インターフェイスはPCカード Type3×1 、USB×2ポートと、100Base-TX対応Ethernetを備え、モデムも搭載する。
縦に配置された液晶が特徴のタブレットPC。もちろん動作中にドックからはずす事ができる | 本体上部にはCCDカメラと各種インターフェイスを備える |
□COMDEX/Fall 2000のホームページ(英文)
http://www.key3media.com/comdex/fall2000/
□関連記事
【10月18日】WORLD PC EXPO 2000レポート
USB 2.0、Bluetooth関連の展示に人気
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001018/wpe06.htm
(2000年11月15日)
[Reported by taira@impress.co.jp]