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ビクター、93,000円のDVDオーディオ/プログレッシブ対応
DVDプレーヤー

8月1日から順次発売

標準価格:「XV-D721」93,000円
     「XV-D9000」350,000円

連絡先:東京お客様ご相談センター
     Tel.03-5684-9311


 日本ビクター株式会社は、プログレッシブ出力に対応した普及価格帯のDVDオーディオ/ビデオプレーヤー「XV-D721」を、8月21日より93,000円で発売する。

 XV-D721には、独自開発の192kHz/24ビット対応「NEW PEM・DDコンバーター」が搭載されており、「高S/N、高ダイナミックレンジ、高ワイドレンジを実現し、DVDオーディオの高音質を余すことなく再現できる」としている。また、気密性が高く外部振動の影響を遮断するエアタイトトレイ構造を採用。相互の干渉を防ぐためオーディオとビデオ回路は分離構造をとっており、FLノイズを抑えて音質を向上させる「ディスプレイ・オフ」機能も搭載している。

 XV-D721のもう1つの特徴は、普及価格帯でのプログレッシブ出力への対応が挙げられる。映画などフィルムをソースとしてDVDタイトルでは、24フレーム/秒のプログレッシブで記録されていることが多い。従来のプログレッシブ対応プレーヤーでは、こういったプログレッシブ収録のタイトルでも、2-3プルダウン後インターレースに変換してから、I-P(インタレース-プログレッシブ)変換回路を使ってプログレッシブ出力を行なっていた。

 しかし、XV-D721ではプログレッシブのまま処理する「デジタルダイレクトプログレッシブスキャン」方式を搭載。これにより、I-P変換によるロスをなくし、動きボケを大幅に改善したとしている。また、元のDVD信号4:2:2/13.5MHzから、MPEGデコーダにより4:4:4/27MHzにアップサンプリング。さらにデジタルフィルタでオーバーサンプリングにより4:4:4/54MHzの信号として、10ビット/54MHzの映像DACから出力することで、色の再現性も向上したという。なお、インターレースのタイトルについても、I-P変換回路によりプログレッシブ出力が可能となっている。

 基本性能についても、画面左約1/4に再生画面を表示しながら、字幕や、音声、アングルなどを設定できる「グラフィカル・ユーザー・ナビゲーター」を装備するほか、1/8~1,024倍までのズーム機能、ドルビーデジタルとdtsデコーダ内蔵など、充実させている。

 出力端子は映像はD2端子、コンポーネント端子、S端子、コンポジット、音声はアナログ(5.1ch)、光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備。外形寸法は435×334×112.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量3.7kgとなっている。

【XV-D721】

 また、同時に'99年12月1日に発売延期が発表されていたフラグシップモデル「XV-D9000」(350,000円)を、8月1日に発売したことも発表された。

【XV-D9000】

□ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□「XV-D721」のニュースリリース
http://www.victor.co.jp/products/hifi/XV-D721.html
□「XV-D9000発売開始」のニュースリリース
http://www.victor.co.jp/products/hifi/XV-D9000-2.html
□「XV-D9000」のニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/products/hifi/XV-D9000.html
□関連記事
【'99年12月1日】松下、DVD-Audioプレーヤー発売延期著作権保護機能強化へ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991201/pana.htm

(2000年8月1日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]

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