PC Watch読者に特別モニター枠50人を提供
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パーティプレイを重視したRPG
うっそうとした霧が立ちこめる「森」。袋小路やポータルが多い |
「アプサラス」はシングルプレイで楽しむことも可能だが、メインはインターネットやLAN経由で行なうマルチプレイのほうだ。パーティは最大8人まで参加可能。「アプサラス」を起動した後、コーエーが提供するロビーサーバーに接続してメンバーを募り、そのうちの一人のパソコンをゲームサーバーとしてプレイする仕組みになっている。ネットワーク対応といっても、同じサーバーに数百から数千人が同時に参加する「ウルティマオンライン」とはまったく違うシステムなので、まずこの点に注意してもらいたい。
これまでにないアイディア満載
ゲームに参加すると、まず最初に自分の分身となるキャラクタを作るところから始まる。職業は、剣士、盗賊、龍術士、龍神官の4種類。それぞれに特徴があり、使用できる武器や魔法が制限されている点は、他のRPGと変らない。プレーヤーは最大4人のキャラクタを登録することができるので、ダンジョンの種類やパーティ編成によって使い分けるのもいいだろう。各キャラクタには職業とは別に「地」「水」「火」「風」「空」の属性があり、利用するアイテムの効果に差が生じるほか、戦闘時に有利な相手・不利な相手がある。
剣士、盗賊、龍術士、龍神官の中からキャラクタを選ぶ | キャラクタには「地」「水」「火」「風」「空」の属性があり、相乗相克の関係になっている | 登録できるマイキャラは、最大4名。パーティ編成に応じて使い分けたい |
このほかにも「アプサラス」には、いくつかのユニークなシステムが採用されている。
まずひとつは、「パーティライフ(PL)」という概念だ。このゲームではパーティ全体に対して一定のライフポイント、つまり“命の数”が与えられる仕組みになっている。冒険中にキャラクタが死亡→蘇生するたびにライフポイントは1ずつ減っていくが、これはどのキャラクタが消費しても構わない。つまり全員で“同じ命”を共有するということで、文字どおりパーティは一蓮托生ということ。
全滅を避けるために、強いキャラクタは弱いキャラクタを積極的に守らねばならないし、弱いキャラクタは強いキャラクタに迷惑を掛けないよう配慮しなければならない。レベルに差があるパーティの編成は困難だが、逆に強いキャラクタが積極的にカバーする覚悟があれば、どんなパーティ編成も十分可能だろう。これはおもしろい。
次に、ダンジョンの攻略に一定の時間制があるということ。同一フロア内で月が9回満ち欠けすると……実時間でおよそ10分ぐらいだろうか、“死神”という特殊なモンスターが登場し、パーティ全員が抹殺の危機にさらされてしまう。つまりこの限られた時間内に散策や戦闘を終え、次のフロアへ移動しなければならないというわけだ。
時間制限が設けられたことによって、たしかにプレイは少々慌ただしくなる。ムダな移動を最小限に抑えなければならないし、不要な戦闘も避けねばならない。しかしそのぶんスピーディな展開を楽しむことができるし、「時間内にクリアしよう」というパーティ全員に共通した目的も生まれる。
青白く光るマークが、次のステージへと続くポータル(移動用のワープポイント)だ | 植物が怪しく光る沼地。登場するモンスターが結構手ごわい | キャラクタのステータス画面。経験値を得ることによって、様々な能力を身につける |
自然な色合いを使った美しいグラフィック
末弥純氏(すえみじゅん)のデザイン画 |
ちなみに「アプサラス」のキャラクタデザインは、ファンタジーアートで知られる末弥純氏によるもの。描かれた原画に忠実にキャラクタ化され、また氏のアート感覚がこのゲーム全体にとてもよく反映されているように感じた。
操作性も良好で、マウスとキーボードを組み合わせたコントロールがシンプルでわかりやすい。攻撃や落ちているアイテムのゲットも、マウスポインタを目標に合わせてクリックするだけ。通れる場所と通れない場所の見極めが難しいところを除ければ、とても気持ちよく、また直感的にキャラクタを操ることができた。
試用したバージョンではインターネット経由によるマルチプレイを試すことができなかったが、コーエーは7月上旬から2カ月間、大規模なβテストの実施を予定している。興味がある人は、ぜひ参加してもらいたい。製品版の発売は今秋の予定だ。
(C)2000 KOEI Co.,Ltd.
下記プレゼントの受付は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。
6月よりスタートした「アプサラス」βテストプレーヤー2次募集ですが、今回、コーエー様から第2次モニター枠について、PC Watchの読者の方のために50名分の特別枠を提供していただきました。ネットワークゲームを遊べる方はどしどしとご応募ください。
今回、当選された方には、7月31日(月)から9月3日(日)までテストプレイをしていただきます。また、第1次モニターに当選された方は自動的に第2次モニターに移行されますので、今回のご応募はご遠慮ください。ご応募に関しましてはコーエーのサーバーで行なっていただき、プレゼントの選考に関しましてはコーエーが行なうこととなります。あらかじめご了承ください。
β版の動作環境としては、CPUがMMX Pentium 266MHz必須、メモリは64MB以上、ハードディスクはインストールに400MB、プレイ時にさらに100MB、4倍速CD-ROMドライブ以上。通信環境としては56kbps以上のモデム(ISDN推奨)が必須です。詳しくはINTERNET GAMES USER PAGEでご確認ください。
応募締切 :6月16日
当選発表 :当選者にはコーエーからモニター用のCD-ROMが発送されます。発表は当選者への発送をもってかえさせていただきます。
【筆者紹介】
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