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ATI、新ビデオチップ「RADEON」発表会を開催
~RADEON版 ALL-IN-WONDERの「可能性はある」~

☆☆☆☆
K.Y.ホーCEO

6月8日 発表



 ATIテクノロジーズ株式会社は、新ビデオチップ「RADEON」の発表会を開催した。チップは既に4月のWinHECで発表されているが、日本での発表にあたり、本社CEO K.Y.ホー氏が来日し、記者会見を行なった。

 まず、ホー氏は、ATIの今後の事業展開について以下の3点を挙げた。

1.最高速のグラフフィックワークステーションや、ゲーマー/ハイエンドユーザー向け製品
2.最高速の統合型のチップセット
3.安価でコストパフォーマンスに優れたアプライアンス向け製品

 以上の3点に注力し、今後5年以内に年商50億ドルを越える企業を目指す、と抱負を語った。RADEONは、そのハイエンド部門を担う製品として7月末に出荷する。価格は未定。


 続いて、デスクトップコンポーネントマーケティング部のケビン・オートン氏が、RADEONの概要を説明した。WinHECとほぼ同様の内容で、Charisma Engine、Pixel Tapestry、Video Immersionなどの特徴を説明、アニメーションの最初と最後の絵のみを用意しておけば、自動的に中間の絵を生成してくれる「Key Frame Animation」や、BumpMappingなどのデモを交えて解説された。最後にRADEONに最適化された、ムービーが公開された。

「Key Frame Animation」
キャラクターの関節部分の動きなどをよりなめらかに表現する「4 Matrix Skining」
ムービー
Bump Mapping OFF
Bump Mapping ON

 また、RADEONを搭載したビデオカードで、ALL-IN-WONDER 128のようなTVチューナ/ビデオキャプチャ機能などを搭載したモデルは出るのか? との質問には、「可能性はある」と答えるにとどまった。また、RAGE MAXXのようなDualチップ構成の製品も検討しているという。

アナログRGB/ビデオ入出力搭載機と、アナログRGB/DVIの2種の試作ボードが展示されていた

□ATIのホームページ(英文)
http://www.ati.com
□ニュースリリース(英文)
http://www.ati.com/na/pages/showcase/radeon/press.html
□製品情報(英文)
http://www.atitech.ca/na/pages/showcase/radeon/flash/flash.html
□関連記事
【4月25日】ATI、ハイエンド市場向けビデオチップRADEON 256発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000425/winhec02.htm

(2000年6月8日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp