東芝次期社長に岡村上席常務が内定、西室社長は会長に

4月17日発表

　株式会社東芝は、17日に開催された取締役会において、次期社長に岡村正取締役上席常務の昇格を決定した。6月の株主総会で付議され、総会後の取締役会で正式決定される。西室社長は取締役会長に就任する。
　岡村氏は、昭和37年東芝入社、情報処理・制御部門の役職を歴任し、現在は上席常務および社内カンパニーの情報社会システム社社長。

　西室社長は同社初の重電経験のない社長として就任し、2期4年の任期をつとめた。任期中には、IT事業へのシフト、執行役員性およびカンパニー制の導入など、同社の今後の方向を明確にした。また、同社の業績も'99年後期より回復基調になり、「新体制にバトンを引き継ぐにふさわしいタイミング」としている。