「OLYMPUS Technology Fair 80」での展示

　オリンパス光学工業株式会社は、NTT DoCoMoの携帯電話/PHSと直接接続し、画像の転送ができるデジタルカメラ「C-21T.commu」を2月下旬に発売する。価格は99,800円で、携帯電話用ケーブル、PHS用ケーブルは各4,000円。

　PCやH/PCなどを必要とせず、携帯電話またはPHSとカメラのみで画像が転送できるのが最大の特徴。昨年12月の「OLYMPUS Technology Fair 80」で試作機が展示されていた。デジタルカメラ本体は既存のC-21をベースとしており、214万画素CCD、35ミリ換算38mm相当の単焦点レンズ、コンパクトなボディなどはそのまま引き継がれている。

　通信時にアドレスを指定すると、メールに画像が添付される形で画像が転送されるため、通常のプロバイダ経由で送受信が可能。また、電話番号を指定して、C-21T.commu同士で直接データの送受信もできる。この場合、VGA（640×480ピクセル）サイズの画像（約66KB）が、PHSの64kbpsで約11秒、携帯電話の9,600bpsで約70秒程度で転送される。なお、送受信可能な画像はJPEG形式のみでTIFF形式には対応しない。なお、画像の取り込みなどの遠隔操作や、基本的な画像処理ができるユーティリティソフトが同梱される。

□オリンパスのホームページ
http://www.olympus.co.jp/
□製品情報
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/C21t/index.html
□関連記事
【'99年12月1日】「OLYMPUS Technology Fair 80、通信デジタルカメラからウェアラブルまで」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991201/olympus.htm

(2000年1月12日)

[Reported by date@impress.co.jp]