Windows NTで高解像度を利用したいならTicket to Ride IV

Revolution IV
【Revolution IV】


 高解像度時の表示画質という点で、Revolutin IVはMatroxのG200と双璧をなす存在だが、ここではあえてWindows NT用ということで選んでみた。というのも、Revolution IVの発売元であるNumber Nine Visual Technologyが、グラフィックスワークステーションベンダであるSilicon Graphicsの傘下に入ったことの影響もあってか、同社製品のWindows NTシフトが著しいように感じられるからだ。たとえば、今回取り上げたビデオカードのうち、このRevolution IVだけが3DMARK 99が途中でフリーズしてしまい成績を得ることができない、という結果になってしまった。しかしその反面、Windows NT用のドライバは充実しており、OpenGL用ドライバもMCDとICD両方のドライバモデルがサポートされている(性能も悪くない)。Windows 95/98よりはWindows NT向き、ゲームよりはエンジニアリングアプリケーション向きのビデオカードといえるし、これからもそうした傾向が強まるのではないかと思われる。


3DMARK99ベンチマーク結果 ベンチマーク一覧
3DMark ResultRasterizer ScoreFill Rate
ベンチマークが途中終了するため測定不能
注)ベンチマークは、800×600ドット、16bitカラー、Double Buffering、16bit Z-Bufferで計測しています


Ticket to Ride IV搭載ビデオカード メーカー別仕様一覧
メーカー名 対応バス 標準価格
最大解像度・発色数
対応機種
製品名
メモリ種別・容量
実売価格
対応3D API
対応OS
Number Nine
(ダイヤセミコンシステムズ
AGP オープン 1,920×1,200/16,777,216色 PC/AT互換機
Revolution IV SDRAM/32MB 27,233円* Direct 3D、OpenGL Windows 95/98/NT 4.0
Number Nine
(ダイヤセミコンシステムズ
AGP オープン 1,920×1,200/16,777,216色 PC/AT互換機
Revolution IV SDRAM/16MB 19,450円* Direct 3D、OpenGL Windows 95/98/NT 4.0
注)実売価格は、12月11日現在の秋葉原の複数店舗における平均実売価格です。*マークがある価格は英語版を含みます。
  Windows 95はOSR2.1以降のみAGPバスに対応します。Direct3DはWindows 95/98のみで利用可能です。




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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp