アップル、お買い得な24型iMacを主力に
3月4日 開催 米Appleは3日(現地時間)、ディスプレイ一体型Macintosh「iMac」のニューモデルを発売した。これを受け、アップルジャパン株式会社は4日、プレス向けに説明会を開催し、24型液晶を搭載したiMacを紹介した。 iMacは、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応24型ワイド液晶ディスプレイを採用した一体型Macintosh。エントリー向けに20型液晶採用モデルもラインナップし、24型の3モデルと合わせて計4モデルをラインナップする。その筐体に、Core 2 Duo、DDR3メモリ、NVIDIAの統合型GPUを標準搭載するなど、マルチメディア性能を高め、“オールインワン”の体験を提供する。主な仕様は関連記事を参照されたい。 説明会では、製品説明に先立ち、iMacがデスクトップ市場において好調であることが紹介された。デスクトップ市場でディスプレイ一体型が50%弱を占めるとともに、そのディスプレイサイズが20型以上へと移行しつつある状況が指摘された。 加えて価格は下落傾向にあるが、それをさらに推し進めるものとして投入されるのが24型のiMacであるという。既存のモデルは24インチで199,800円からだったが、新モデルは158,800円からへと値下げされており、「為替などさまざまな事情を含めて大変お買い得なモデルになっている」とし、主力製品として位置づけるという。
●新モデルで変化したところ ニューモデルが投入されるにあたり、外観とハードウェアがいくつか変更された。 外観では、グレアタイプのIPS液晶にアルミ製ボディというデザインを継承しているが、スタンドが若干薄くなった。標準搭載のキーボードはテンキーなどが省略された省スペースタイプになったが、オプションでテンキー搭載へと変更が可能(無償)。USB 2.0ポート×2はこれまで同様に搭載している。 また、背面のインターフェイスに変更が加えられ、USB 2.0ポートが1基増えて4基になり、mini DisplayPortが追加された。
ハードウェア面では、CPUはこれまで同様にCore 2 Duoの3.06GHzまで搭載可能だが、エントリーモデルからNVIDIAの統合型チップセットGeForce 9400Mを搭載。前モデルの2.3倍のグラフィックス性能になったという。上位モデルにはGeForce GT 120/130のほか、ATI Radeon HD 4850(512MB)をオプションで用意する。さらに、標準メモリを2倍の4GBから(20型は2GB)とし、HDDを増量するなど基本性能が高められている。 また、最新のマルチメディアスイート「iLife'09」をプリインストールし、写真管理や動画作成がすぐに楽しめるようになっている。 同社は、継承された筐体デザインにさらなるパフォーマンスと使い勝手を搭載した。24型モデルで158,800円からと、お買い得な設定としたことで、さらなる拡販を目指す。
□Appleのホームページ (2009年3月4日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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