富士通、Opal SSC対応の暗号化機能搭載2.5インチHDD技術1月28日 発表 富士通株式会社と株式会社富士通研究所は28日、Trusted Computing Group(TCG)が策定したストレージセキュリティの新仕様「Opal Security Subsystem Class(Opal SSC)」に対応した、暗号化機能搭載2.5インチHDDのセキュリティ技術を開発したと発表した。 Opal SSCは、対応HDDとアプリケーションソフトを組み合わせることで、「プリブート認証」や「セキュアパーティション」などの高度なセキュリティを実現する仕様で、セキュアなIT環境の実現を目指して標準化されたもの。 プリブート認証は、対応HDDを利用することにより、OSの起動前に生体認証やICカードなどによる高度なセキュリティ認証を行なえる機能。従来のキーボードを利用したパスワード入力よりも高いセキュリティを実現できるという。 セキュアパーティションは、HDD内をいくつかのセキュアな領域に分割し、各領域毎に異なる暗号鍵で保護することで、その領域を所有する正当なオーナーや許可されたユーザーに限っての利用が可能になる。これにより、異なる領域にデータとそのライセンス情報を別々に記録して保護するといったデータの管理が実現できる。 今後、これらのセキュリティ機能の実現に向け、富士通は、McAfee、SECUDE、Wave Systems、WinMagicなどのソフトウェア各社と共同で開発を進めていくとしている。 □富士通のホームページ (2009年1月28日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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