【PCメーカー編】ソニー、NEC、富士通が最新モデルを展示
会期:9月30日~10月4日 会場:幕張メッセ CEATEC JAPAN 2008で展示された、PCメーカー各社の最新モデルなどを写真を追って紹介する。 ●ソニー ソニーは、9月30日に発表したばかりの「VAIO type T」を展示。同機は、Blu-ray Discドライブを搭載しつつ、世界最小/最軽量を実現した2スピンドルモバイルノート。また、Centrino2プロセッサー・テクノロジーに準拠したプラットフォームを採用し、性能を向上させたのも特徴となっている。 AV向け機能として、ノイズキャンセリング機能を搭載することが特徴。付属のヘッドフォンを利用する必要はあるが、電車や航空機内でも手軽に快適な視聴環境を実現できる。 展示機は、本体右側面はミニD-Sub15ピンとBDドライブのみでインターフェイスはシンプルだが、LEDと一体化した電源スイッチがポイントとなっている。一方左側面はIEEE 1394、USB 2.0×2、音声入出力とやや賑やかだ。 また、会場ではtype Tの分解モデルも展示されている。ショーケースに納められており、手に触れることはできないが、小型の冷却モジュールやSSDなど、気になる部品が並べられている。訪れた際はぜひ見ていただきたい。
このほか、デジカメ「α」シリーズのブースでは、「VAIO type A」のフォトエディションが展示されている。同機は、色再現性はNTSC比137%、Adobe RGBフルカバーの広色域なパネルを搭載したプロフォトグラファー向けのハイエンドモデルとなっている。 □関連記事 ●NEC NECのブースでは、8月に発売された、デザイン重視の13.3型ワイドコンパクトノート「LaVie N」や、ハンドル付きの液晶一体型PC「VALUESTAR N」、およびPCリモーター付きデスクトップ「Lui」が展示された。 LaVie NとVALUESTAR Nはいずれも現在発売中のモデルではあるが、Luiは未発表の新製品で、リモーター機能がアップデートされ、クライアントのマウスポインタ表示とサーバーのマウスポインタ表示を非同期にする設定ができるようになるという。これによりサーバーのマウスポインタのレスポンスを待たずに次の操作を行なうことができるようになり、操作性が向上したという。
□関連記事 ●富士通 富士通のブースでは、PC秋冬モデルの「DESKPOWER」、「BIBLO」、「TEO」シリーズを展示。 いずれも地デジTVチューナー搭載モデルでの展示で、新たに搭載された「おすすめコンテンツメニュー」をアピールしていた。このメニューは「TVコンテンツはユーザー自身が受身の立場にある」という視点から開発したもので、ユーザーが見たい番組だけでなく、ユーザーが興味を持っていそうな番組を自動的にメニューに表示して、視聴や録画予約を促すものだ。
このほか、モバイルWiMAX関連の展示が目立った。同社はWiMAX Forumに参加しており、小型WiMAXモジュールの開発などを手がけている。その成果として、製品化されたのがUSBドングル型のWiMAX製品「MB86K21-UD」である。RF LSIの方は、WiMAX Forumで定められているすべての周波数帯(2.3/2.5/3.5GHz)帯をサポートするという。 ブースではWiMAX通信でネットから動画再生するデモを行なっている。また、このときの受信速度は実測6.5Mbps前後をキープしており、高速であることがアピールされていた。
□関連記事 □CEATEC JAPAN 2008のホームページ (2008年10月1日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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