GeForce 9800 GTXカードがメーカー各社から登場
|
リファレンスのGeForce 9800 GTX |
発売中
米NVIDIAは1日(現地時間)、DirectX 10対応GPU「GeForce 9800 GTX」を発表した。これを受け、カードメーカー各社は同GPUを搭載したビデオカードを発売した。
GeForce 9800 GTXは、GeForce 8800 GTXの後継となるハイエンド製品。アーキテクチャはG92コアのGeForce 8800 GTSと共通だが、コアクロックが675MHz、ストリーミングプロセッサ(SP)クロックが1,688MHz、メモリクロックが2.2GHzに高められている。メモリは512MB GDDR3を搭載し、インターフェイスは256bit。
ディスプレイインターフェイスはDual-Link DVI×2とHDTV出力。基板上にS/PDIF入力を備え、DVI→HDMI変換アダプタにより、HDMIによる音声/映像出力が可能。電源コネクタは6ピン×2で、最大消費電力は156W。リファレンスデザインは2スロット仕様となっている。
GPUの詳細は関連記事を参照されたい。
各カードメーカーとも、リファレンスに準拠したとみられる製品を発売する。コアとメモリのクロックもリファレンスを踏襲するが、XFXはオーバークロック版の発売も予定。また、一部メーカーはPC用ゲームソフトをバンドルして差別化を図っている。
シネックスは、XFXの「PV-T98U-ZHF」を発売。店頭予想価格は42,800円前後の見込み。また、オーバークロック・エディションとして「PV-T98F-YDD」を予定。コアクロックは740MHz、シェーダークロックは1,850MHz、メモリクロックは2.28GHzへとオーバークロックされている。
玄人志向は「GF9800GTX-E512HW」を発売。店頭予想価格は39,800円前後の見込み。
エルザジャパンは「GLADIAC 998 GTX 512MB」を発売。店頭予想価格は47,000円前後の見込み。PC用FPS「Crysis」の体験版(英語版)をバンドルする。
アスクは、ZOTACの「ZT-98XES2P-FSP」を発売。店頭予想価格は40,000円前後の見込み。海外ドラマを原作としたPCゲーム「LOST」(英語版)をバンドルする。また、Albatronの「9GP98GTXD3-R00N-10B1」も発売。店頭予想価格は40,000円前後の見込み。
リードテック・ジャパンは「WinFast PX9800GTX」を発売。店頭予想価格は44,000円前後の見込み。PC用ゲーム「Neverwinter Nights 2」をバンドルする。
ファストは、FORSAの「9800GTX-512M-3-256-N」を3日に発売。店頭予想価格は36,800円前後の見込み。
このほか、GIGABYTEが「GV-NX98X512H-B」を、Inno3Dが「Geforce 9800 GTX」を、MSIが「N9800GTX-T2D512」を発売する。
□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
□関連記事
【4月2日】NVIDIA、シングルG92コアの最高峰「GeForce 9800 GTX」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0402/nvidia.htm
【4月2日】【多和田】シングルGPUの新ハイエンドビデオカード「GeForce 9800 GTX」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0402/tawada138.htm
(2008年4月2日)
[Reported by matuyama@impress.co.jp]