NVIDIA、シングルG92コアの最高峰「GeForce 9800 GTX」
4月1日(現地時間)発表 米NVIDIAは1日(現地時間)、DirectX 10対応GPU「GeForce 9800 GTX」を発表した。同日付けで、各カードメーカーから搭載製品が出荷される。米国での実勢価格は299~349ドル。 GeForce 8800 GTXの後継となるハイエンド製品だが、アーキテクチャはG92コアを採用するGeForce 8800 GTS(512MB)と共通で、コアクロックを675MHz、ストリーミングプロセッサ(SP)クロックを1,688MHz、メモリクロックを2.2GHzに高めた。 そのため、SP数、テクスチャユニット数はGeForce 8800 GTXと同じ128基/64基だが、ROPユニット数は24基から16基に減り、それにあわせてメモリインターフェイスも384bitから256bitになっている。搭載メモリは512MB GDDR3。 SLIコネクタは2個搭載し、3枚のビデオカードによる3-way SLIに対応。ディスプレイインターフェイスはDual-Link DVI×2とHDTV出力だが、基板上にS/PDIF入力を備え、DVI→HDMI変換アダプタにより、HDMIによる音声/映像出力が可能。 第2世代のPureVideo HDを搭載し、2ストリームの動画デコード、ダイナミックコントラスト調整、緑/青/肌色の自動調整が可能。HybridPowerにも対応し、対応マザーボードでは、GPUの負荷に応じてチップセット内蔵ビデオとビデオカードの動作/出力を自動的に切り替えられる。 電源コネクタは6ピン×2で、最大消費電力は156W。リファレンスデザインのカード厚は2スロットとなる。推奨電源容量はシングルGPUで450W、SLIで750W、3-way SLIで1,000W。 なお、同社の今後のハイエンド製品ラインナップは、上からGeForce 9800 GX2、GeForce 9800 GTX、GeForce 8800 GTS(512MB)、GeForce 8800 GTとなる。
□NVIDIAのホームページ(英文) (2008年4月2日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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