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2007年のコンシューマPCディスプレイは7割以上がワイドに

3月24日 発表



 IDC Japan株式会社は24日、国内のPCディスプレイ市場の調査結果を発表した。これによると、総出荷台数は635万台で、前年比マイナス7.9%と減少し、金額ベースでは同マイナス12.8%となった。

 サイズの構成比は、依然としてスクエアタイプの19型以下が72.7%と大半を占めているが、前年比でマイナス12.7%となり、大型化の兆しを見せている。同社は、大型パネル製品との価格差が縮まったこと、ディスプレイメーカー各社がワイドの製品を戦略的に展開しているため、19型ワイド以上への移行が始まっていると分析している。

 ワイド製品の比率は、2006年の10.6%から24.2%へ大幅に上昇。コンシューマ向け製品は出荷の70%以上がワイドタイプとなっている。また、第4四半期にはPCにバンドルされた17型ワイド、コンシューマ向け24型ワイドが出荷を伸ばした。

 メーカー別の出荷台数は、デルが首位、2位がNEC、3位が三菱電機で、前年から順位の変動はない。4位は富士通、5位はアイ・オー・データ機器で、上位5社で国内市場の58%を占め、6位以下とは大きな差があるという。

 なお、CRTディスプレイの出荷台数は前年比マイナス59.4%の8,800台で、IDCでは液晶への移行がほぼ完了したとしている。

PCディスプレイのサイズ別出荷実績推移
出典:IDC Japan, 3/2008

□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20080324Apr.html
□関連記事
【2007年12月27日】IDC Japan、第3四半期のディスプレイ市場は縮小
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1227/idc.htm
【2007年4月3日】デスクトップPCの不振でディスプレイ出荷台数が11.6%減少
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0403/idc.htm

(2008年3月24日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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