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ソニー、インターネット端末“mylo”「COM-2」国内版
~3.5型WVGA液晶搭載

“mylo”「COM-2」
(ホワイト)

3月1日 発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、QWERTYキーボード搭載のコミュニケーション端末“mylo”「COM-2」を3月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後の見込み。本体色はブラックとホワイトの2色が用意される。

 IEEE 802.11b/g無線LANを搭載し、スライド式QWERTYキーボードを備えたインターネットコミュニケーション端末。1月に米国で行なわれた「2008 International CES」で発表された製品の国内版。Webブラウザを搭載するほか、Adobe Flash Lite 3(Adobe Flash Player 8互換)をプリインストール。PC向けに作成されたインターネットサイトの閲覧が可能なほか、Flash対応のゲームも楽しめるが、独自拡張を行なったJavaScriptやCODECを使用するサイトなどは利用できない。

 また、Google Talk/Skypeなど、インターネット経由のチャットや音声通話も行なえる。新たにRSSとポッドキャストに対応し、あらかじめ設定したサイトのRSSやポッドキャストをオンライン時に更新チェックし、オフライン時に閲覧、といった利用も可能。

【2月21日訂正】記事初出時、AIM(AOL Instant Messenger)を搭載するとしておりましたが、これは米国向けモデルのみで、国内向けモデルは搭載されておりませんでした。お詫びして訂正いたします。

 音楽端末として、MP3/WMA(DRM対応)/ATRAC形式のほか、COM-2ではAAC形式にも対応。動画再生は従来のMPEG-4形式のほか、新たにWMV/AVC形式に対応した。このほか、JPEG/PNG/BMP画像のスライドショー再生も行なえる。

 前モデルの「COM-1」では8の字を横にしたような筐体デザインだったが、COM-2では横に伸ばした楕円の形状を採用。液晶画面はCOM-1の320×240ドット(QVGA)表示対応2.4型から800×480ドット(WVGA)表示対応の3.5型に大型化。高解像度になり、画像や文字などの閲覧性が向上した。このほか、タッチパネル液晶画面の左右外周に、メニュー画面を呼び出す「mylo」や設定画面を呼び出す「OPTION」などのタッチ式ボタンを備える。

 本体側面の電源ボタンやポート類はPSPを彷彿とさせるデザインを取り入れた。またキーボードバックライトを搭載するなど、COM-1より全体的に質感が向上した。

ブラックモデル。左が米国版、右が国内版。スペースキーの刻印が「Space/変換」を変更。また、Shiftキー下のFnキーが「A/あ」に置き換えられていることや、キー刻印のカラーリングが全般的に異なるのが大きな違い COM-1(下)とCOM-2(上/右上)との比較。キーボード側の底面積は似ているが、液晶サイズが全く違う
本体左側に電源スイッチ、無線LANのON/OFFスイッチを備える 本体右側はボリュームスイッチとメモリースティックデュオスロット

 主な仕様は米国版と同じだが、キー刻印の変更や内蔵アプリケーション「mylo widget」にSNS「ミクシィ」対応版を搭載するなど、国内での使用にあわせた改良を施した。ミクシィ用ウィジェットでは、新着メッセージやマイミク日記、コミュニティ書き込みや新規足あとの追加を表示するほか、本体右横のLEDでも告知する。

 このほかYouTubeやGoogleに対応したウィジェットを搭載し、画面から1クリックでそれぞれのサイトを利用できる。ウィジェットは今後ソニーのホームページから追加でダウンロードできるほか、ユーザーの独自作成も可能。

 無線LANスポットの有効範囲内であれば、GPSなしでも自分の現在位置を検索できる地図ビューア「PetaMap」を採用し、ウィジェットから1クリックで位置検索が可能。今後の予定として、バッファローの無線機器接続機能「AOSS」などへの対応を謳う。

標準で搭載するmylo widget群。ミクシィ対応ウィジェットでは新着足あとのチェックなども行なえる PetaMapでは、無線アクセスポイントを利用し、現在位置を表示する測定した位置情報を地図で表示

 本体背面に130万画素カメラを搭載。撮影した写真をその場でブログや個人サイトにアップロードできるほか、画面上で写真にイラストの上書き、myloの壁紙に指定するといった利用も可能。カメラの左横には、自分撮り用のミラーを備える。

 メモリはフラッシュメモリ1GB(ユーザーエリアは850MB)を内蔵。外部メモリとしてメモリースティックデュオ(PROデュオ)も利用可能だが、マジックゲートには対応しない。このほか、USBインターフェイスを備え、PCからのデータ転送が行なえる。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は音楽再生で20時間、Skype連続通話で6時間、ビデオ連続再生で7時間。バッテリ形状はCOM-1と共通で、COM-2に流用可能。付属品はソフトケース、ストラップ付き小型スタイラスなど。このほか、公衆無線LAN接続ポイント「ホットスポット」1年間無料使用権が添付される。

 別売オプションとして、液晶の上から“かぶせて着せ替える”カラージャケット、充電したままCOM-2を利用可能なクレードル、革製ケース(白)、バッテリ単体を充電可能なバッテリーチャージャーキットが用意される。

mylo背面。一番左がカメラ、その隣に見える銀色の部分は自分撮り用のミラー 本体上部のインターフェイス類。左からカメラボタン、クレイドルにはめ込む為のくぼみ、USB 2.0ポート、AC電源ポート、ヘッドフォン用平型コネクタ
バッテリはCOM-1と共通 カラージャケット“ローズ”を取り付けた例 COM-2用オプション群。COM-2に取り付けられたストラップ付きスタイラスと、画面左中央のソフトケースは付属品

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200802/08-0219/
□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/Mylo/
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【11月6日】【塩田】ソニー「mylo」ハードウェアレポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1106/pda53.htm
【10月18日】ソニー、キーボード付き無線LAN端末「mylo」を国内販売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1018/sony.htm

(2008年2月19日)

[Reported by ishid-to@impress.co.jp]

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