Qimonda、1GB/2GB DDR3 SO-DIMMをサンプル出荷
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DDR3 SO-DIMMs |
1月29日(現地時間) 発表
独Qimonda AGは29日(現地時間)、次世代のノートPC向けに、1GBと2GBのDDR3 SO-DIMMのサンプル出荷を開始したと発表した。2008年には同モジュールを搭載したノートPCが市場に投入される見込み。
同モジュールは、高い消電力性能を備えるように最適化されており、ノートPCやその他のモバイル機器向けに、より高いパフォーマンスにおけるバッテリの長寿命を提供するという。
モジュールはNanya Technologyと共同で開発し、キマンダが75nmプロセスで製造したDDR3 1Gbitコンポーネントを採用。1.5Vで動作するDDR3は1.8VのDDR2と比較して消費電力が削減され、機能の最適化と合わせて、主流のDDR2モジュールより消費電力を30~50%削減するとしている。データ転送速度は最大1,600Mbps。
また、データバス上のシグナルの整合性を確かにするダイナミックODT(On Die Termination)機能を搭載したほか、DDR3 SDRAM出力ドライバのインピーダンスを最適化し、同時に出入力の容量を小さくすることで、より高速な転送速度を実現したとしている。
同社は2006年6月に市場に先駆けて製品を紹介し、2007年5月にはデスクトップPC向けにDDR3メモリの量産出荷を開始してきた。今回の製品はこれらの取り組みに続く、DDR3戦略における重要なステップであるとしている。
□Qimondaのホームページ(英文)
http://www.qimonda.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.qimonda.com/about/press/releases/01_2008_DDR3_SO-DIMM_e.html
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【1月28日】Qimonda、第1四半期は5億9,800万ユーロの損失計上
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0128/qimonda.htm
(2008年1月30日)
[Reported by matuyama@impress.co.jp]