MSI、一般ユーザーに次期製品を紹介するイベント「Ready for PC2008」6月30日 開催 株式会社エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は30日、COMPUTEX TAIPEIで公開した新製品を紹介するイベント「Ready for PC2008」を秋葉原で開催し、国内のユーザーに向けてアピールした。 6月に台湾で開催されたイベント「COMPUTEX TAIPEI 2007」で公開した新製品を、国内のユーザーへ改めて紹介するイベント。合わせて、ゲストによるトークセッションや、今後の製品展開の説明を行なった。
●COMPUTEXの展示をおさらい
展示は、これから投入するマザーボード、ビデオカード、ベアボーンキットが主体。加えて、MSIの製品を採用した国内のホワイトボックス系のPCを展示した。COMPUTEXで紹介した製品を日本のユーザー向けに紹介するというコンセプトで実施されており、新規の展示はなかった。 展示された新製品は、Intel 3シリーズチップセット採用マザーボードや、GeForce 8600/8400搭載カード、Radeon HD 2600/2400搭載カード、ノートPCタイプのベアボーンキットなど。そのほか、開発中のノートPC用外付けVGAボックス「Luxuim」やScoket P対応マザーボード「Fuzzy GM965」などを展示した。 ●Intel 3シリーズ搭載マザーを順次投入するMSI
2007年第3、第4四半期の製品展開について、商品企画/法人営業部 マザーボード商品規格担当 陳明期氏が説明。Intel 3シリーズ搭載マザーボードを順次投入していくことを明らかにした。また、Radeon HD 2600 2基を搭載したビデオカード「RX2600 Geminium」を10枚限定で生産し、日本へ投入するという。同カードはCrossFireに対応し、GPU 4基の構成も可能になる。 製品展開に先立って、オーバークロック機能を搭載したノートPC「GX600 Twin Turbo」を紹介。Half Life 2では、同機能を利用することでFPSが60前後から80程度へと向上するという。MSI チャネルセールス & マーケティング部 マネージャー 石岡宣慶氏は、「メーカーでオーバークロック機能を提供するもので、ターボにしたからといって壊れるということはない」と、安定性にも自信を示した。
トークセッションでは、インテル株式会社よりチャネル事業部 シニア・フィールド・アプリケーション・エンジニア 天野伸彦氏が、マイクロソフト株式会社よりWindows本部 コンシューマWindows製品部シニアプロダクトマネージャー 森 洋孝氏が登場し、MSIの提示するトピックに応じて、それぞれ新プラットフォームやWindows Vistaの将来への展望を述べた。 インテル 天野氏は、今後のプラットフォームの展開について、チップセットへのH.264のハードウェアデコード機能の搭載のほか、HDMIインターフェイス、ディスプレイポートなどの搭載によりマルチメディア機能が強化されていくと語った。 一方、マイクロソフト 森氏は、Vistaの機能を利用したネイティブなアプリが登場してくるという予測とともに、携帯電話が主な利用機器という世代へ使いやすいPCを提供していく、といったビジョンを述べた。また、64bitについては、「もうちょっとしたらまじめにやりますよ」と言及。Windows Vistaは対応製品にロゴを提供しているが、その「Certified」は32bit/64bitへ対応していることを示すものであり、製品購入時の参考にしてほしいとした。 セッション内では、インテルとマイクロソフトともに社内で「Second Life」へ取り組んでいることを明らかにした。インテルは毎週土曜に1,000リンデンドル(コンテンツ内通貨)が当たるクイズ大会を開いているという。インテル 天野氏は、「Second Lifeはジャンプアップしそうな潜在的な能力を持っている。PCの使い方を変えうるもの」と評価し、今後の展開への期待を述べた。
□MSIのホームページ (2007年7月2日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
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