【XFXブース】No.1プロゲーマーのFatal1tyと勝負
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新製品を持つFatal1ty氏(中央) |
会期:6月5日~9日
会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/2/3
Taipei International Convention Center
COMPUTEX TAIPEI 2007開幕初日の5日には、各社がカンファレンスやイベントを実施。その中で、XFXは、No.1プロゲーマーのFatal1ty氏を招いて、同氏のブランドのビデオカード「GeForce 8600 GT PROFESS1ONAL」を発表した。
GPUはメインストリーム向けのGeForce 8600 GTを採用。同社はFatal1tyのコラボレートモデルとして、GeForce 7600 GTビデオカードを国内で発売しており、Fatal1tyモデルは多くのユーザーが手に入れやすいメインストリーム向けGPUを使っていくようだ。
本製品は前モデルと同様にオーバークロックを施しているのが特徴。クロックは、GPUコア620MHz/ビデオメモリ1.7GHzで、リファレンスの540MHz/1.4GHzを大幅に上回っており、GeForce 8600 GTと同GTSの中間のような位置づけになる。また、GPUとビデオメモリを冷却するヒートシンクから、ヒートパイプを通してカードの外側に用意したヒートシンクへ接続。ファンレス動作を実現している。前モデルでも同等の冷却機構を採用していた。
そのほかの仕様は、PCとの接続インターフェイスがPCI Express x16、ビデオメモリが128bitの256MB GDDR3を搭載。インターフェイスはデュアルリンク対応DVI-I×2、HDTV出力を備える。機能面はGeForce 8600 GTに準じ、動画再生支援機能「PureVideo HD」や、DirectX 10、Shader Model 4.0、OpenGL 2.0、SLIなどをサポートする。
カードの外側に配された大きなヒートシンクが目を引く | カードの裏面。PC装着時にはヒートシンクが上側に来る | 主なスペック |
●Fatal1tyとルーレット一発勝負
発表会では、香港XFXバイスプレジデントのSunny Narain氏が製品を紹介したのち、ビッグゲストとしてFatal1ty氏が招かれた。Fatal1ty氏は多くのゲームで世界一に輝き、No.1ゲーマーの名に相応しい実績を持っている。そのため知名度は高く、登場時には大きな歓声が上がった。自作ユーザーも、Fatal1tyの名称のマザーボード(Universal abit)や、サウンドカード(Creative)、ケース(Zalman)などのパーツでその名を目にしているだろう。
ここで特別イベントが待っていた。Fatal1ty氏とルーレットで対戦できるというものだ。対戦相手に選ばれたのは、驚いたことに筆者。僭越ながら世界一のプレーヤーと対戦させていただいた。なお、筆者が当事者だったため、勝負の様子を撮影できなかったことはご了承いただきたい。
対戦はルーレットの赤か黒を選択するシンプルなもので、一発勝負。緑色の0と00を除けば、当たる確率はお互いに五分五分。選択権は筆者に与えられ、「黒」を選択した。Fatal1ty氏は当然、赤に賭ける。ルーレットが回転を始めると、Fatal1ty氏は筆者に対して「Good Luck」と声をかけ、No.1ゲーマーの余裕や、気さくな一面をみせてくれた。観衆が見守る中、出た目は「赤の12」。Fatal1ty氏の勝利となった。ほぼ運の要素で決まると言えるルーレットにおいても、勝負強さを見せつけられたという印象だった。
香港XFXバイスプレジデント Sunny Narain氏 | 新製品を手に登場したFatal1ty氏 | ルーレットの結果。五分五分の勝負にもかかわらずFatal1ty氏の勝利 |
□COMPUTEX TAIPEIのホームページ(英文)
http://www.computextaipei.com.tw/
□XFXのホームページ(英文)
http://www.xfxforce.com/
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【2006年12月15日】XFX、初のOC版GeForce 8800 GTX/GTSビデオカード
~「Fatal1ty」ブランドの7600 GTも
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1215/xfx.htm
(2007年6月6日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]