ソニー、VAIO 10周年記念モデル「type T」
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5月26日 発売
ソニーは、2スピンドルモバイルノートPC「VAIO type T」を5月26日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24万円前後の見込み。OSはWindows Vista Home Premium。また、Office Personal 2007がプリインストールされる。
VAIOシリーズの国内発売10周年を記念して企画されたモデル。液晶のヒンジとバッテリを合わせて、独立した一本の芯のような外観を持つ「シリンダーデザイン」を採用。底面の角を落とす造形を取り入れることで、従来製品よりも筐体を薄く見せる構造とした。
基板サイズを従来の約3分の2まで小型化し、実装密度を上げることで本体重量を軽量化。この基板は、VAIO type Uで使用しているものとほぼ同等のサイズであるという。内部の高密度化による放熱は、排熱設計をを見直すことで改善された。
バッテリ部分。ヒンジ右横に電源スイッチ | 左が従来の基板、右が今モデルの基板 | type Tの内部構造 |
従来モデルで本体側面に備えられていたワンセグ用アンテナは液晶ベゼル内に収納。また、外付けアンテナ用コネクタも用意される。液晶上部のWebカメラはレンズ周りにAR処理を施し、周囲の映り込みを低減させた。
ファン制御の緻密化や、光学ドライブ、Gigabit Ethernet、モデム、IEEE 1394端子などを非使用時は自動で電源OFFとし、超低電圧版Celeron M搭載時でもバッテリ駆動時間を8時間とするなど、省電力機能を向上させた。
液晶ベゼル内に収納されたアンテナ。頭部にVAIOの文字 | 外部アンテナ用ポート | AR処理を施されたWebカメラ |
主な仕様は、1,366×768ドット(WXGA)表示対応11.1型ワイドクリアブラック液晶、CPUに超低電圧版Celeron M 443(1.20GHz)、チップセットにIntel 945GMS Express(ビデオ機能内蔵)、メモリ1GB(最大2GB)、HDD 80GB、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、ワンセグチューナを搭載。本体カラーはブラック。
インターフェイスはUSB 2.0×2、IEEE 1394(4ピン)×1、ExpressCard/34スロット、SDカード/MMC対応スロット、メモリースティック(PRO)/メモリースティックデュオ(PROデュオ)対応スロット、IEEE 802.11a/b/g無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth 2.0+EDR、31万画素Webカメラ、FeliCaポート、指紋センサー、TPMセキュリティチップ、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを備える。
バッテリはリチウムイオン。本体サイズは約277×198.4×22.5~29.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.22kg。
VAIO・OWNER・MADEモデルのカラーバリエーション |
直販専用の「VAIO・OWNER・MADEモデル」はCPU、メモリなどを選択可能なほか、HDDの代わりにフラッシュメモリ32GBを搭載可能。また、光学ドライブの代わりに160GB HDDを選択できる。光学ドライブを非搭載とした場合、本体側面にUSB 2.0×1ポートが追加される。なお、光学ドライブ非搭載を選んだ場合、別途HDDの搭載が必須となる。組み合わせはフラッシュメモリ+光学ドライブ、フラッシュメモリ+HDD、HDD+光学ドライブなどが用意される。最低受注価格は164,800円から。
本体カラーはブラックのほかボルドー、シャンパンゴールド、プレミアムカーボンが用意される。
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200705/07-0517/
□製品情報
http://www.vaio.sony.co.jp/T/
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(2007年5月17日)
[Reported by ishid-to@impress.co.jp]