フリースケール、電子工作キット競技会の参加受付を10日に開始
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5月10日 受付開始
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社は、同社の8bitマイコンを使った電子工作キットの競技会「第二回電子工作キット製作コンテスト」を開催する。参加受付期間は2007年5月10日~5月31日。必要書類の提出締め切り日は6月22日である。
6月25日の週に主催者のフリースケールや後援者の九十九電機などで構成する審査委員会が書類選考を実施し、7月中旬に最終選考会と表彰式を開催する。最優秀作品の受賞者には10万円相当の商品券と記念盾が、部門賞の受賞者には特製の賞品が、応募者全員に参加賞としてフリースケール製のノベルティグッズが贈られる。また昨年(2006年)に開催された第一回のコンテスト(http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/07/04/69.html)と同様、優秀作品は夏に開催予定の「フリースケール夏休み電子工作教室」の題材に利用される。
「USBSPYDER08」のボード。左端がUSBコネクタ、蜘蛛(spider)のマークの右が8ピンDIPソケット(8bitフラッシュマイコン「MC9S08QG8」が実装されている)、その右隣が8ピンのヘッダコネクタ、左端は6ピンBDM(バックグランド・デバッグ・モード)コネクタ |
フリースケールは第二回のコンテスト開催に併せ、USBアダプタ型の8bitマイコン開発キット「USBSPYDER08」の出荷を開始した。九十九電機などの一般消費者向け部品販売店で4月末から販売されている。通常価格は4,000円だが、九十九電機では先着100キットに限り、特別価格3,000円で販売する。
「USBSPYDER08」は大きさが25×15×75mm(のUSBアダプタに8bitフラッシュマイコン「MC9S08QG8」や8ピンDIPソケット、モニタ用ヘッダコネクタ、6ピンBDM(バックグランド・デバッグ・モード)コネクタなどを搭載したもの。開発ツールソフトウエアの「CodeWarrior Development Studio」が付属する。
実装済みの8bitマイコン「MC9S08QG8」はサンプルプログラムを格納済みである。このマイコンは8ピンDIPソケットに挿入されているので、取り外して8bitマイコンの「MC9S08QD4」または「MC9RS08KA2」と交換できる。
なおフリースケールは、昨年の4月末にも8bitマイコン「MC9S08QG8」の開発キット「DEMO9S08QG8」を一般消費者向けに発売していた。「DEMO9S08QG8」の価格は6000円と、マイコン開発キットとしてはかなり安かった。今回の「USBSPYDER08」では、価格はさらに下がり、外形は一般的なボードではなくUSBアダプタとなるなど、マイコンのプログラミングをさらに手軽に実行できるようになっている。
□フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンのホームページ
http://www.freescale.co.jp/
□第二回電子工作キット製作コンテストのホームページ
http://www.freescale.co.jp/event/contest/8bit_2007.html
□九十九電機のホームページ
http://www.tsukumo.co.jp/
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(2007年5月7日)
[Reported by 福田昭]