国土交通省、外国人旅行客誘致を目指すキャンペーン
|
1月20日~2月28日
国土交通省は19日、外国人旅行者増加を目的に実施している「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の中核イベントとして、1月20日から2月28日までの間実施される、「Yokoso! Japan Weeks 2007」のオープニングセレモニーを秋葉原UDXで開催した。
Yokoso! Japan Weeks 2007 |
ビジット・ジャパン・キャンペーンは、2003年から行なわれている外国人観光客増加を目的としたキャンペーンで、Yokoso! Japanは東アジア地域の旧正月にあたる時期に集中的にイベントを行なうことで、この時期に日本を訪れる観光客を増やすことを目的としている。キャンペーン期間は1月20日から2月28日。
秋葉原でも、「秋葉原新発見ツアー New Discovery Akihabara」として1月20日から31日までの12日間は英語で、2月14日から25日までの12日間は、英語/中国語/韓国語で秋葉原の主要スポットを紹介する無料ツアーが実施される。秋葉原中央改札コンコースを集合場所に、ヨドバシカメラ、アッキーインターナショナル、石丸電気、永山、オノデン、宝田無線、ラオックス、ラジオ会館、部品販売店、ツクモロボット王国、デジハリメインキャンパス、UDXビル内の東京アニメセンターなどを紹介する。
イベントに先駆けて開催されたオープニングセレモニーには、国土交通省 観光立国担当大臣 冬柴鐵三氏が出席し、「2003年に開始したビジット・ジャパン・キャンペーンは、約500万人だった外国人観光客数を2010年には1,000万人にするという目標をもってスタートしたが、キャンペーンの実施で2006年には730万人の外国人観光客を迎えた」とキャンペーンがプラスに働いていることを強調した。
そして、今回のオープニングイベントの会場に秋葉原を選んだことについては、「秋葉原は最先端の科学技術が集約されている街であり、最近は日本にとって欠かせない産業となっているアニメーションに触れることができる施設も誕生している。外国の方にとっても秋葉原の知名度は高く、『日本に着いたら、まず、秋葉原へ行こう!』という方がたくさんいる」と理由を説明した。
次に、観光広報大使を務める女優の木村佳乃さんが和服姿で登場。秋葉原の想い出として、「子どもの頃に、父親と一緒に電気製品を買いに来た想い出があります。今回、久しぶりにお邪魔して、街の様子が全く変わっていることにびっくりしました」とコメントした。
また、2006年のドラマで共演した外国人俳優が、「休みの日には必ず、AKIBAに行く!」と話していたエピソードを紹介し、「AKIBAといえば、日本人だけでなく、外国人の方にも通じるキーワードになっているんですね」と話した。
その後、文化女子大学の学生によるファッションショーが開催された。「日本の伝統美」、「アジア、世界との交流」、「日本の新しい魅力」という3つのストーリーが展開され、日本の新しい魅力である「AKIBAファッション」として、メイドスタイルの女性が登場。メイドスタイルが日本を代表するスタイルとなってしまったようだ。
国土交通省 観光立国担当大臣 冬柴鐵三氏 | 観光広報大使を務める木村佳乃さん |
冬柴鐵三氏(左)、木村佳乃さん(右) | AKIBAファッションとしてメイドスタイルの女性が登場 |
□国土交通省のホームページ
http://www.mlit.go.jp/
□Yokoso! Japan Weeks 2007
http://www.yokosojapan.jp/
□関連記事
【2004年11月29日】【三浦】観光戦略でクローズアップされる「アキバ」の新しい魅力
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1129/miura018.htm
【2004年11月29日】【三浦】秋葉原電気街振興会 小野一志会長インタビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0920/miura021.htm
(2007年1月19日)
[Reported by 三浦優子]