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アイ・オー/サンディスク製4GB SDHCカードレポート
発売中 価格:オープンプライス
これまで、7月にはパナソニック製Class 2 4GB SDHCカード「RP-SDR04GJ1K」のレポートを、9月にはエレコム製Class 4 4GB SDHCカード「MF-FSDH04G」のレポートをお送りしてきた。 今回、新たにアイ・オー・データ機器製SDHCカード「SDHC-4G」と、サンディスク製カード「SDSDBR-4096-J85」を入手したので、比較レポートを行なった。 アイ・オー製カードとサンディスク製カードはともにClass 2対応の4GB SDHCカード。サンディスクの製品はSDHC対応リーダが付属しており、SDHCカードが対応リーダを必要とすることを考えると、お得なパッケージになっている。実売価格はアイ・オー製カードが18,000円前後、サンディスク製カードは17,000円前後。
前回のレポートでは、Class 4とClass 2のカードの比較だったため、各カードの性能が対応Classによるものなのか、カードの個性なのかはっきりしない面があった。今回のレポートではその辺りが明らかになることを期待したい。 比較を行なう4枚のカードと3機のリーダを下表にまとめた。カードリーダーは、アイ・オー製「USB-W12RW」と「USB2-MXRW」、そしてサンディスク製SDHCカードに付属のリーダーを利用した。 ・SDHCカード
・カードリーダ
※USB2-W12RWはファームをアップデート済み。
●カードそれぞれに個性がある ベンチマークテストは前回と比較しやすいように「HD BENCH 3.30」を使用している。 結果は下表のとおり。書き込み速度は、Class 4対応のエレコム製カードが他のClass 2カードに対して2倍以上のスコアとなった。書き込み速度を保証するClassの違いがそのままスコアに表われた。 一方、読み込み速度では、Class 2のアイ・オー製カードがClass 4のエレコム製カードを上回るスコアを出したほか、コピー速度ではサンディスク製カードが他社製品を上回った。 Class 2対応カードだけを見ると、書き込み性能が高いアイ・オー製カード、コピー性能が高いサンディスク製カード、書き込み/読み込み/コピーがそこそこのパナソニックといったように、カードそれぞれに傾向が読み取れた。
●まとめ 前回のレポートでも書いたように、SDHCカードはSDカードと比べて、カードリーダの性能よりもカード自体の性能が重要になってきている。これは、カードのスコアの傾向が、カードリーダに大きな影響を受けずに表われていることから明らかだろう。 また、書き込み速度に関しては、Classの差がスコアの差に表われている。RAW撮影や動画の記録など、書き込み速度が重要なデバイスについては、Classに注目して選択するべきだろう。 □アイ・オー・データ機器のホームページ (2006年10月31日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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