P4M890T-M2 (V1.0B)は、VIA P4M890を搭載するmicroATXマザーボード。CPUソケットはLGA775で、Core 2プロセッサに対応する。
同チップセットの特徴は、DDRとDDR2メモリに対応する点。マザーボード上には、それぞれのスロットが2基あり、いずれかのメモリを1GB×2で2GBまで搭載できる。手持ちのDDRを流用して、CPUをアップグレードしたいという人に向けた製品だ。
後々にDDR2メモリを入手したら、換装してシステムパフォーマンスを向上させることができる。ただし、P4M890はIntelチップセットと比べるとメモリパフォーマンスが芳しくない。DDR2と組み合わせてより高い性能を望むのであれば、本製品の実売価格は8千円を切っていることだし、システムの移行期における“つなぎ”的用途と割り切って、マザーボードごと交換してしまった方がいいかもしれない。
また、P4M890はビデオ機能も内蔵しているので、こちらもPCI Expressビデオカードを将来購入するまでのつなぎに使うことができる。
ノースブリッジはヒートシンクのみ、サウスブリッジはむき出しのままで、廃熱には気を遣う必要はなさそうだ。
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