|
シャープ、3つの角度に異なる画面を表示できる
|
「トリプルビュー液晶」 |
9月27日 発表
シャープ株式会社とシャープヨーロッパ研究所は27日、3つの角度で3つの異なる画面が表示可能な「トリプルビュー液晶」を開発したと発表した。
2005年7月に発表したデュアルビュー液晶の視野角制御技術をさらに進化させ、一般的なTFT液晶ディスプレイに設けられた「視差バリア」を独自の技術で左/右/中央の3方向に光を分離し、1つのパネルに3つの異なる画面を同時表示できるようになった。
利用例として、ワンボックスカーのような多人数で乗る自動車内に設置すれば、運転者はナビゲーション画面、助手席で観光スポットやグルメ情報の検索、後部座席でDVDの映像を楽しむことが可能。また、看板などで使用すれば、通行者の進行方向により異なる店舗情報を提供することができるとしている。
同社は今後、ユーザーニーズにあわせて視野角を選べる視野角制御型液晶のバリエーション拡充に注力するとしている。
□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060927-a.html
□関連記事
【2005年7月14日】シャープ、左右に違う画面を表示できるデュアルビュー液晶
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0714/sharp.htm
【2002年9月27日】シャープ、2D/3D表示両対応の液晶ディスプレイ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0927/sharp.htm
(2006年9月27日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]