期間:7月31日～8月6日

会場:JR東京駅丸の内南口ドーム
　　　(丸の内南口改札前)

　パナソニック(松下電器産業)は、「オキシライド乾電池・有人飛行プロジェクト」の成功を記念し、JR東京駅にて実験機体「OXYFLIER」(オキシフライヤー)を一般公開した。公開期間は7月31日(月)～8月6日(日)。

　同プロジェクトは東京工業大学との共同実験で、バッテリにオキシライド乾電池を使用した飛行機を有人飛行させるというもの。飛行記録会は7月15～16日の2日間行なわれ、16日に飛行距離391.4m、飛行時間59秒、最大高度6.11m(乾電池160本使用)の公式記録を樹立。また、非公認記録ながら乾電池96本での飛行にも成功した。記録会の様子は関連記事を参照されたい。

　機体は地上約4mの位置に組み上げられた台座を利用して展示。主翼幅が31mあるため、会場となった丸の内南口ドームをほぼ横断する形となった。

　このほか、実験機体のコックピット再現模型展示や、飛行記録会のVTR上映、パネル展示などが行なわれた。

会場となったJR丸の内南口。機体の主翼幅が31mと長いため、会場をほぼ横断する。黄色の部分がプロペラ、水色が翼

コックピット内部の実寸模型。動力となるオキシライド乾電池はパイロットの足元に	乾電池96本使用時の電池システム	実験機体「OXYFLIER」の100分の1モデル

飛行会の様子をダイジェストで放映	パネル展示では学生達が実験機体を組み立てる姿も	会場ではバンダイの電動模型「バクシード」を利用した、オキシライド乾電池とアルカリ乾電池の比較デモンストレーションも行なわれた

　なお、9月15日(金)～9月24日(日)にも、東京・上野の国立科学博物館にて同種の展示が行なわれる。

□パナソニックのホームページ
http://panasonic.jp/
□オキシライド乾電池・有人飛行プロジェクトのページ
http://oxyride.jp/
□オキシライド乾電池製品情報
http://national.jp/product/conveni/battery/oxyride/lab/
□関連記事
【7月18日】パナソニック、オキシライド乾電池による有人飛行に成功
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0718/pana.htm
【2005年1月26日】松下、単4形の「オキシライド乾電池」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0126/pana2.htm

(2006年7月31日)

[Reported by ishid-to@impress.co.jp]