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ソーテック、周辺機器事業に参入
~マウス、USBメモリを発表。外付HDDなどを参考出品

6月下旬以降より順次発売



 株式会社ソーテックは15日、自社ブランド「comfix(コムフィックス)」を立ち上げ、周辺機器事業に参入することを発表した。あわせて、マウス3製品、USBメモリ2シリーズ6製品を投入する。15日15時から同社オンラインストアで受注を開始し、6月下旬から出荷開始する予定。

●「PCと相乗効果を生むブランドを作りたかった」

ソーテック 代表取締役社長の山田健介氏

 同社代表取締役社長の山田健介氏は新たに周辺機器事業に参入した理由について「いまさら、と思われるかもしれないが、PCと相乗効果を生むブランドを作りたいと考えていた」と説明し、「PC事業で培った、企画して提案するノウハウ、サポートの体制を活かせると考えている」とした。

 新ブランド名「comfix」は、コンピュータ(Computer)、コミュニケーション(Communication)、コミュニティ(Community)の“com”と、それらを整えるという意味で“fix”を組み合わせたのだという。ソーテックブランドと別のブランドを立ち上げた理由としては、「ソーテックの純正オプションというイメージを払拭するため」としている。

 同社は周辺機器事業において、2005年度で9.7億円、2006年度で19億円、2008年度で30億円の売上を目指す。当面は企画に注力し、OEMによる製品を投入する予定。山田氏は、「当面は難しく考えずに、台湾、香港のベンダーと協力して製品を作っていく」としながらも、「将来は技術の人間をしっかり集めて、新規商品を作る事業も手がけたい」と意欲を見せた。


ブランド名の由来 '08年度の売上目標は30億円 今年後半以降に続々と新製品を発表する予定だという

●光学式ワイヤレスマウスや有線レーザーマウス

 15日に発表されたマウスは、光学式のワイヤレスマウス「MOW-002」、レーザー式の有線マウス「ML-001」、モバイル向けのコンパクトな有線レーザーマウス「ML-002C」の3製品。6月下旬より順次発売する。

 「MOW-002」は、2.4GHz帯を利用した光学式のワイヤレスマウス。単4電池2本で駆動し、分解能は800dpi。1日8時間の作業のうち、20%、マウスを使用した場合で約23日使用できる。対応OSはWindows 2000/Me/XP。マウス本体のサイズと重量は、約50×95×35mm(幅×奥行き×高さ)、65g。レシーバが約18.7×70×8.4mm(同)、約8.5g。価格はオープンプライス。同社直販価格は4,250円。

「MOW-002」 「MOW-002」のパッケージ

 「ML-001」「ML-002」は、1,600/800dpiの有線レーザーマウス。用途によって解像度を1,600dpiと800dpiに切り替えられるのが特徴。ボタン構成は左ボタン、右ボタン、ホイールボタンの3つ。両者の違いはボディサイズと重量、ケーブル長の差のみで、「ML-002C」がモバイル向けの製品に位置づけられている。センサはレーザーセンサー方式で9,600fpsの感知が可能。USB 1.1/2.0に対応する。

 ケーブル長は「ML-001」が約1.5m、「ML-002C」が約1.2m。「ML-001」の本体サイズ、重量は約55×106×36mm(同)、重量が約53g。「ML-002C」が約38×80×21mm(同)、重量が約35g。価格はオープンプライス。同社直販価格は「ML-001」、「ML-002C」ともに2,850円。カラーは両モデルともそれぞれブラック、ブルー、パールホワイトの3色が用意される。

「ML-001」 「ML-001」のパッケージ
「ML-002C」 「ML-002C」のパッケージ

●USBメモリは、高速版と、コストパフォーマンスの高いシリーズの2種類

USBメモリ。上から「UH」シリーズ、「UE」シリーズ

 USBメモリは、2シリーズ6製品が発表された。いずれの製品も、セキュリティ対策が特徴となっており、同社のWebページで6月下旬から配布されるセキュリティソフトをインストールすれば、USBメモリを挿入時に、パスワードを求める機能が追加できる。

 上位機種の「UH」シリーズはアルミボディを採用し、リード20MB/sec、ライト7.5MB/secの高速転送が特徴。本体サイズは約16×68.7×6.6mm(同)、重量は約12g。

 いずれもオープンプライスだが、同社オンラインストアでは、512MBの「UH-512A」が5,700円、1GBの「UH-1GA」が10,300円、2GBの「UH-2GA」が17,900円で販売される。

 下位機種の「UE」シリーズは、実売価格で2,900円という、低価格からのラインナップが特徴になっている。転送速度はリード16MB/sec、ライト4MB/sec。本体サイズは約19×68×9mm(同)、重量は約9g。価格はオープンプライスだが、同社オンラインストアでは、256MBの「UE-256A」が2,900円、512MBの「UE-512A」が5,200円、1GBの「UE-1GA」が9,200円。

 なお、「UH」、「UE」の両シリーズともに、対応OSはWindows Me/2000/XPとなっており、Windows 98やMac OSには対応していない。

「UH」シリーズ 「UH」シリーズのパッケージ
「UE」シリーズ 「UE」シリーズのパッケージ

●今年後半以降には、ドライブやBluetooth、無線LANへも進出

参考出品された指紋認証ユニット付きHDD

 発表会場では、今後投入予定の周辺機器の参考出品も行なわれていた。

 会場には、指紋認証ユニットを搭載した2.5インチHDDや、USB接続の外付HDD、DVDスーパーマルチドライブなど、ストレージドライブをはじめ、レーザーポインタを内蔵したワイヤレスマウス、Bluetoothヘッドセット、iPodでの利用を想定したBluetoothのワイヤレストランスミッターといった無線機器が展示されていた。これらは2006年後半に発売されるという。さらに2006年末から2007年3月にかけては、無線LAN機器やSkype関連機器なども投入を予定しているという。


3.5インチの外付HDD 外付のDVDスーパーマルチドライブ 2.5インチの外付HDD
レーザーポインタ付きのワイヤレスマウス 側面にスライドを切り替えるためのスイッチが付いている 背面にUSBレシーバを格納できる
Bluetoothを利用したワイヤレストランスミッター Bluetoothヘッドセット PCにBluetoothを追加するUSBドングル

□ソーテックのホームページ
http://www.sotec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sotec.co.jp/news/2006/0615-comfix.html
□ソーテック オンラインショップ
http://www.sotec.co.jp/direct/
□関連記事 【2005年9月12日】【大河原】ソーテック、山田健介新社長インタビュー http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0912/gyokai134.htm

(2006年6月15日)

[Reported by ito-d@impress.co.jp]

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