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マイクロソフト、Windows Media Player 11 β 日本語版を公開
5月31日 公開 マイクロソフト株式会社は5月31日、メディアプレーヤーソフト「Windows Media Player 11 β日本語版」を一般向けに公開した。対応OSはWindows XP/Tablet PC Edition/Media Center Edition 2005。 ユーザーインターフェイスを改良し、画面デザインを一新。使われることの多いライブラリ画面は従来のツリー状のものから、メタデータに含まれる情報をサムネイルでCDジャケットを表示するタイプのものに変更され、より直感的になったほか、CDへの書き込み/デバイスの同期画面でも常時表示されるようになり、使い勝手を向上させた。
機能面では従来バージョンを踏襲し、WMV/WMAをはじめとするさまざまなメディアファイルの再生に対応しているほか、著作権保護はWindows Media DRM10をサポートする。 一方、β版の制限としては、5月31日現在、実装されているオンラインストアは米国向けのもので、日本のオンラインストアはアクセスできない。加えて、日本語メタデータ機能の一部はベータ版では実装されていない。 なお、Windows Media Player 11の正式版リリースの時期は未定。年末以降に出荷されるWindows Vistaには同梱される予定。 同日に行なわれた記者発表会では、同社 Windows本部 本部長 ジェイ・ジェイミソン氏が登壇し、今後の戦略などについて説明した。 同氏は、「デジタルメディアの活用の拡大は当社の使命であり、優先順位はWindowsの成功とほぼ同じぐらいに重要だと認識している。日本においては、ユーザーの音楽に関する関心も高く、ブロードバンドの普及状況からしても世界有数のマーケット。今後はさまざまなパートナーと協業し、ユーザーにさらに優れたデバイスを提供したい」と説明し、市場拡大を狙っていく方針を示した。 続いて、新たなWindows Media Technology対応のデバイスパートナーとして、アイリバー・ジャパン、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、クリエイティブメディア、東芝、日本ビクターを紹介。また、サービスパートナーとして、青山キャピタル、NTTコミュニケーションズ、ナップスタージャパンともパートナーシップを結ぶ。
このうち、青山キャピタルは、DRM10を利用したWMVで定額制の言語学習プログラムを提供。ポータブルデバイスに言語学習のビデオを転送し、外出先でも言語が学習できるとアピール。一方ナップスタージャパンは、定額制音楽配信を2006年秋より国内で開始する。 ジェイミソン氏は、「Windows Mediaは、このような利用法で新しいビジネスチャンスが生まれる一方、ユーザーの選択肢がますます増えていくのがメリット」と説明。ナップスタージャパン 取締役 ポール・グリーンバーグ氏も「Microsoftと今後パートナーシップをより強化し、日本のデジタル音楽市場の活性化を図っていきたい」と語った。 □マイクロソフトのホームページ (2006年5月31日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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