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ワコム、Windows Vista準拠のペンと指でPCを操作できるインターフェイス
第4四半期 出荷予定 株式会社ワコムは24日、Windows Vistaに準拠した、電子ペンと指の両方で入力操作できるセンサーシステムを発表した。同社は第4四半期より、PCメーカー向けに出荷を開始し、1年間で15万本の出荷を目指す。 ワコムはタブレットのメーカーとして有名だが、今回発表されたシステムは、タブレットに用いられる電磁誘導方式センサーと、タッチパネルなどで使用される抵抗膜方式センサーを組み合わせた技術。双方の長所を兼ね備え、従来のスタイラスや電子ペンによるコントロールに加え、指によるタッチ操作も可能になるという。Windows Vistaでは、タブレットPC向けのインターフェイスが基本仕様として提供されるが、このシステムもそのガイドラインに準拠する。 ペンによる筆圧感知は256段階、読取分解能は0.0125mmとなっており、同社のエントリークラスのタブレットと同等のスペックになっている。 ワコムはこのほか、30インチまでの大型ディスプレイに対応したタブレットのセンサーシステムも発表した。新たに小型のセンサーを採用したことで、省電力、低コストを実現したとしている。このシステムは第3四半期よりPCメーカーやディスプレイメーカーに向けて出荷が開始される予定。ワコムでは、1年間で10万台の出荷を見込んでいる。 なお、両システムは、現在米国シアトルで開催されている「Microsoft WinHEC 2006」のワコムブースで展示されている。 □ワコムのホームページ (2006年5月24日) [Reported by ito-d@impress.co.jp]
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