5月23日(現地時間)発表

　加ATI Technologiesは23日(現地時間)、AMDのSocket AM2向けのチップセット「CrossFire Xpress 3200」、「Radeon Xpress 1100」シリーズを発表した。

　両製品ともに新たなサウスブリッジ「SB600」を組み合わせたチップセット。SB600シリーズは、NCQ対応のシリアルATA 3Gbpsを4ポート備えRAID 0/1/10をサポートするほか、USB 2.0×10、HDオーディオなどの機能を持つ。ノースブリッジとの接続はPCI Expressベースの「A-Link」で、最大でPCI Express x4の帯域幅(2GB/sec、双方向)によるデータ転送が行なえる。パラレルATAはUltraATA/133対応コントローラを1チャンネル装備。

「CrossFire Xpress 3200」のリファレンスマザーボード

　CrossFire Xpress 3200は、ゲーマーやエンスージアスト向けの製品。機能面は3月に発表されたものとほぼ同等で、ノースブリッジ(RD580)のみでPCI Express x16のフル帯域で2枚のビデオカードを装着可能。同社のマルチビデオカード技術「CrossFire」をサポートする。

　Radeon Xpress 1100シリーズはビデオ機能内蔵のメインストリーム向け製品。ノースブリッジ(RS485)はRadeon X300相当のビデオ機能を内蔵し、同社の従来製品「Radeon Xpress 200」から33%の性能向上があるとしている。

□ATI Technologiesのホームページ(英文)
http://www.ati.com/
□ニュースリリース(英文)
http://ir.ati.com/phoenix.zhtml?c=105421&p=irol-newsArticle&ID=859666
□関連記事
【5月18日】ATI、Turion 64 X2対応チップセット「Radeon Xpress 1100」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0518/ati.htm
【3月2日】ATI、x16×2接続のCrossFire対応チップセット「CrossFire Xpress 3200」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0302/ati.htm

(2006年5月23日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]