[an error occurred while processing the directive]

ATI、x16×2接続のCrossFire対応チップセット
「CrossFire Xpress 3200」

3月1日(現地時間) 発表



 加ATI Technologiesは1日(現地時間)、PCI Express x16接続でのCrossFireに対応したチップセット「CrossFire Xpress 3200」を発表した。

 既存の「Radeon Xpress 200 CrossFire」の上位にあたるモデルで、これまでCrossFire利用時は、PCI Express x16の電気接続が8レーンだったものが、16レーンに拡張された。対応CPUはAMDプロセッサのみ。

 ノースブリッジ1チップの中で2つのPCI Express x16を接続しているため、ATIでは、ノースブリッジとサウスブリッジにそれぞれPCI Express x16のレーンを内蔵させているNVIDIAのnForce4 SLI X16と比較して、ボトルネックが発生しないとしている。また、CrossFire Xpress 3200は、これに加え4レーン分のPCI Expressコントローラも内蔵する。

Radeon Xpress 200 CrossFireの模式図。1チップでPCI Express x16×2を接続 nForce4 SLI X16の模式図。ATIではチップセット間のアクセスがボトルネックになるとしている nForce4 SLI対nForce4 SLI X16(緑)と、Radeon Xpress CrossFire対CrossFire Xpress 3200(赤)における性能の向上の様子。NVIDIA製品では返ってスコアが低下することがあるが、ATI製品では上昇し、その割合もNVIDIAよりも高いとしている

 サウスブリッジにはULi M1575を採用し、シリアルATA 3Gbps×4、USB 2.0×8、HDオーディオなどに対応する。

 特にゲーマーを想定した製品ということもあり、同社ではオーバークロックの耐性も高めたとしている。参考までに、同社が行なった実験では、ドライアイスやメタノールを用いた特殊な冷却装置を使用しているものの、実クロック2.6GHzのAthlon 64 FX-60を3,537MHzに、コア/メモリクロック625MHz/725MHzのRadeon X1900 CrossFireを800MHz/841MHzにオーバークロックさせ、3DMark05を完走させた。

 同チップセット搭載マザーボードは各社から近日中に出荷開始される予定。ASUSTeKでは、3月1日より「A8R32-MVP Deluxe」を出荷開始予定としており、店頭予想価格は26,000円前後となる見込み。

【動画】オーバークロックデモの様子(WMV形式/9.5MB) 達成したクロック等の詳細 ASUSTeKのA8R32-MVP Deluxe
SapphireのCrossFire Xpress 3200 Adv DFIのLANPARTY UT CFX3200-DR ABITのAT8 32X

□ATI Technologiesのホームページ(英文)
http://www.ati.com/
□ニュースリリース(英文)
http://ir.ati.com/phoenix.zhtml?c=105421&p=irol-newsArticle&ID=823772
□製品情報(英文)
http://www.ati.com/products/crossfirexpress3200/
□関連記事
【2005年8月9日】NVIDIA、x16接続対応の新SLIチップセット「nForce4 SLI X16」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0809/nvidia.htm
【2005年5月31日】ATI、マルチGPUプラットフォーム「CrossFire」発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0531/ati.htm

(2006年3月2日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
お問い合わせに対して、個別にご回答はいたしません。

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.